在宅介護・在宅ケアをささえるマンパワー [介護etc.]

 父の朝の支度を手伝って下さっているヘルパーさんの一人が来週でヘルパーを辞めてしまいます。今の父があるのは彼女のおかげだと言っても過言ではない程、お世話になったヘルパーさんです。彼女が父に生活のリズムを取り戻させてくれ、再び他人と関わる道筋を作ってくれました。ほんとに、感謝してもしきれない方です。

 ヘルパーのSさんは介護の仕事から離れるのではなく、母が以前利用していたデイケアのケアマネージャーになるのです。昇進したのです。去年はヘルパーをしながら、ケアマネージャー試験の勉強をして一発合格!さすがです。ケアマネの仕事に移ったら父のところへは来てもらえなくなるなと思っていましたが、前回の訪問の時にいきなり、「来週が最後です。デイケアのケアマネージャーすることになりました」との報告がありました。

 普段Sさんといろいろなお話もしていたので、Sさんがとても優秀な方だと感じていました。だからレベルアップしていくSさんに、心から良かったですね!が言えました。もちろん父のお世話をしていただけなくなるのはさびしくなりますが、他のヘルパーさん達がいますし、他のヘルパーさんに変わっても平気な父にして下さっていました。Sさん、どうもありがとうございました!Sさんの行くデイケアでも、Sさんの能力を遺憾なく発揮してよりよいデイケアにしてください!最後の日には父と一緒にちゃんとお礼のご挨拶をしようと思います。

 そして今日、担当のヘルパーさんとSさんの代わりの新しいヘルパーさん、ヘルパーステーションの所長さんがやってこられました。所長さんに、「Sさんが辞められるそうですが、貴重な戦力を失うのでは?」と聞くと、所長さんも頷きながら、Sさんがたくさんの訪問介護を担当していたから急に辞められると困る、でもSさんの考えも尊重したい、等の答えが返ってきました。

 mizumiuがヘルパーの募集はしているんですかと聞くと、今は募集してもなかなか来ないと困っていました。小規模多機能のデイサービスなんかだと、時間が決まっているし安定しているからヘルパーは結構集まるみたいですが、訪問は自分が仕事した分しか貰えないし、安定してないからねとも言ってました。

 所長さんによると、ヘルパーの資格を取る人は大勢いるけれど、実際に訪問介護に行くとなると躊躇する方が大勢いるみたいなのです。訪問介護には、利用者の身の回りのお世話から、家の掃除、食事の準備などいろいろあります。おむつを触るのが嫌だとか、料理ができないとか、一人で他所の家に行くのは責任が大きい、等の理由があるみたいです。mizumiuのように誰か必ず家の人がいる家庭だと、訪問するヘルパーさんも少しは気が楽みたいですが、現実は独居の高齢者の方がたくさんいるのではないでしょうか。

 これから在宅介護、在宅ケアが増えてくるし、それを支えるヘルパーさんはとても重要な存在です。実際の話、ヘルパーは神経を使う仕事ですし、腰を痛めたりすることもあるハードな仕事だと思います。でもヘルパーさんのおかげで助かる利用者やmizumiuのような家族がいることも事実です。ヘルパーさん達のおかげで普通に生活が送れているmizumiuの実体験ですが、介護の必要な方が増えていく将来、一番活躍するのはヘルパーさんだと思います。介護保険サービスの枠を超えたヘルパーの養成、システム作りが必要になってくると思います。


 

 
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