鍼灸院に行ってきました。 [母]

 先日3、4ヶ月に一度お世話になっている鍼灸院へ母を連れて行ってきました。来週父を連れて行きます。なぜmizumiuが父と母を通常の病院の定期受診以外に鍼灸院へ連れて行くかというと、1つ、セカンドオピニオンが聞きたいから、2つ、その鍼灸院の先生は身体の声を聴いてくれる、という2つの理由からです。 


 父と母はいろいろな病気にかかったし、今も通院中です。介護生活において、病院と無関係でいられることはまずないと思います。通院、入院など、病院に関係したこれまでの経験を書いていこうと思いますが、手始めに鍼灸院について書いてみたいと思います。

 鍼灸とはもちろん東洋医学です。西洋医学的ではないアプローチで身体のメンテナンスをすることが出来ます。mizumiu自身、マッサージが苦手なのでちゃんとしたマッサージは生まれてから2回程しか受けたことがありません。針ならマッサージじゃないから、やってもらっても平気という感覚があり、鍼灸への抵抗がありませんでした。それにmizumiuは病院が嫌いで、薬も出来れば飲みたくない、という明白な意思を持っています。健康診断も受けたり受けなかったりだし、風邪引いても気合いで治したりしてますが、介護をするにあたり、自分自身の体調管理も大事になってきて、あと精神的に疲れてもいたので鍼灸の先生に診てもらおうと思いました。それでついでに父と母の予約も取ったのです。

 母が倒れて、父の面倒をみるようになってから、父がたくさんの薬を飲んでいることに、本当にこの薬必要なの?と疑問を持っていました。父の場合、認知症のせいもあり、薬を飲むのを嫌がったり、病院受診すら嫌がって、その度にmizumiuのエネルギーをたくさん奪っていたので、実際問題として、自分のストレスも減らしたい、そのためにはこの薬や受診が本当に父や母に必要なのかというセカンドオピニオンを聞きたいと思っていました。

 現在通っている鍼灸の先生は、Oリングを使って筋反射テストをしながら、身体の声を聴いてくれて、さらに現在の病気の元になるような過去の出来事や日頃の思い癖について話してくれたり、食生活や家族関係など、生活全般にわたってアドバイスしてくれます。それに服用している薬が身体に合っているのかどうかもOリングで調べてくれるのです。口コミで評判が広まっているので、3ヶ月くらい先まで予約いっぱいの先生です。

 母の場合、初めて行った時に、過去5、6年前の母を取り巻く環境のことで、母自身が大きなストレスを受けていて、それがまだ身体に残っていて、そのストレスを解消するために過食に走り、糖のコントロールが出来なくなり、脳内出血を起こしてしまったということを言い当てられました。母はその場では訳が分からないという顔をしていましたが、家に帰って夜ベットに入ってしばらくしたら思い出したらしく、その時のことを話してくれました。mizumiuも離れて住んでいた頃のことなので、そうだったのかと母のことを深く知ることができました。母自身、「なんであの人はわかったんだろう?」ととても不思議に思ったようです。でも鍼灸の先生曰く、「すべて身体に聞いているだけ」だそうです。

 母の場合、過食が一番の大きな問題なので、食事の取り方のアドバイスを受けました。印象に残っているのは、「何を食べるかではなく、誰と食べるかも大きな問題なんですよ」という言葉でした。「ストレスのある状態で、いくら栄養のある健康的なものを食べても、身体には何一つ栄養になっていないから身体は満足せずにもっともっと食べたいってなるんですよ」と言われました。その時、mizumiuではなく姉が食事を作っていました。姉と母の間には確執があって、仲は決して良いとは言えません。母は唯一の楽しみである食事にストレスに感じていたようでした。実際問題、HbA1cの値も急上昇、体重増加という結果が出ていたので、mizumiuが再び食事を作るようにしました。

 また母の場合、その頃飲んでる薬が7〜8種類あったのですが、Oリングでチェックしてもらい、3種類ほど身体に合ってないからということで減らしたり、飲むのを止めました。一辺にではなく、毎回治療の時に調べてもらい少しずつ減らしていきました。減らした薬は、血をさらさらにする薬と糖をコントロールする薬と、あとビタミン剤、そしてたまに飲む抗ヒスタミン剤です。薬を減らしたいと主治医の先生に言う時は、結構気を使いました。でも鍼灸の先生は自分の名前を出していいし、うるさい患者にならないとダメですよと言ってくれたので、これも母のためと思い、相談しました。

 主治医に相談するときは、鍼灸の先生の意見も話して、あと母の嚥下機能が落ちてきていること、薬をよく落としたり飲み残したりすること、飲むのに時間がかかっていること、母自身も薬が多くて嫌がっていること、あと薬を減らしたことで何かあった場合は、すべてmizumiuが責任を持って母の世話をするということを言って減らしてもらいました。主治医もそうですが、処方箋を薬局へ持っていくと、薬剤師さんが何で減らしたんですかと聞いてきます。その時は詳しく説明せず適当に、症状が良くなっているから減らそうということになりました、と説明しました。薬局も、いつも服用している薬を飲まなくなることが珍しいみたいです。

 今回診てもらったら、今まで良い反応のあった薬が良くない反応になっているということで、薬を半分の量ずつ服用させることになりました。早速翌日から薬を半分に割って服用させています。主治医の先生の受診は一月後なので、今回は相談無しです。それでも良いと思って、鍼灸の先生のアドバイスに従っています。この薬を減らして下さいと、主治医の先生に相談するかは迷っています。なぜなら半分に割ればいいからです。半分ずつ服用させているということも言わずにいるかは考え中です。なぜならまた身体に合ってきて元に戻すのが面倒だからです。鍼灸の先生は、合っている、合っていない、必要、必要じゃないをはっきり言うのですが、今回は、半分にしましょうとだけ言っていたので、この薬を止めるのはまだ先だと思いました。ちなみそれは血をさらさらにする薬です。以前飲んでいて止めた薬は明らかに身体に合ってなかったのですが、この薬はOKが出ていました。二つ止めてしまうのはmizumiuも少し心配なので、半分服用をしばらく続けると思います。

 今回鍼灸の先生には、「お母さん、ずいぶん良くなってきていますよ」と言ってもらいました。鍼灸院は階段を上がっていくのですが、いつものなら車椅子で階段まで行くところを、階段まで杖をついて歩いて行けたし、階段の上り下りもスムーズに行けました。先生も母の向上ぶりに驚いていました。「HbA1cの値もそろそろ落ち着いてくるはずですよ、だから薬は増やさないほうがいいですね」とアドバイスも受けました。薬を増やして欲しくない母は、それを聞いて安心したみたいでした。

 mizumiuは自分の出来る範囲で一生懸命両親の介護をしているつもりです。でも、日常の生活はmizumiuが判断することができますが、身体のこと、病気のことで誰かに相談したいと思うことも多々あります。そんな時、鍼灸の先生の存在はとても心強いです。病院の主治医の先生にも大変お世話になっていて感謝していますが、一人より二人、身体のことを相談出来る専門家がいれば、介護生活はだいぶ楽になると思います。




 

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