今月最後のショートステイ [介護etc.]

 今日から金曜日の夜まで、父はショートステイです。今朝は、ヘルプのヘルパーさんが来て、父の身支度を手伝ってくれました。

 mizumiuはヘルパーさんが来たら、全面的にヘルパーさんに父の身支度を任せます。たまに「シャツがありませんよ〜」とか、「サスペンダーはどこですか〜」とか言う声が聞こえてきたら、急いで準備しますが、基本、父に必要なものは準備してあるので、着る服や歯ブラシなど、ヘルパーさん任せです。その間、自分の時間として、外出の準備や片付けなどをしています。

 時間通りに準備ができたので、ヘルパーさんと一緒に父を車まで連れて行きながら、「なんか臭いな〜」と感じました。「この辺に排水溝はないよな〜。梅雨の雨がバケツにでも溜まって、臭くなったのかな〜」と、その時はあまり深く考えませんでした。父を車に乗せて走っている間は何も臭いませんでした。ショートステイ先に着いたら、車イスを準備してもらっているので、それに父を乗せて二階まで行きます。車イスへの移乗の時に、さっきと同じ臭いがしました。もしや!と思い、「お父さん、ちょっとごめんね。お尻見せてね」と言って、父のズボンを降ろしてリハビリパンツの中を見ると・・・、してました。

 「お父さん、うんこしてるよ〜。あいや〜、気づかなかったさ〜。さっきからしてたんだね。なんで言わないの〜」と言っても、仕方がありません。そういえば、今朝の父は、どことなく消極的で、いつものように調子が低めだなとは思っていたのですが、便が出ていたせいもあったのでしょう。いつものヘルパーさんなら、もしかしたらこの父の様子に気づいたかもしれませんが、今日のヘルパーさんは、ヘルプのヘルパーさんなので、普段の父の様子を知らなかったのだと思います。火曜日はデイサービスに行かないので、ヘルパーさんも来ませんから、変則的なスケジュールだったので、仕方ありません。

 急いで二階へ連れて行き、介護士の方に事情を説明して、お風呂の順番を早めてもらいました。「わかりました、いいですよ〜」と快く父のことを引き受けてくれたので、ここがショートステイ先で本当によかった〜と思いました。父を預けた後、今度は母の病院へと向かいました。

 母は、与謝野晶子の本に夢中で、「すごいな〜、与謝野晶子って・・・」と言いながら読んでいました。父はたぶんお風呂に入っているだろうと思い、それが終わる頃を見計らって、母を連れて父のところへ行こうと、それまで母とおしゃべりしました。昨日の、市役所での医療保険の顛末を全て話し、「10割、つまり医療費全額を払うことになったら、かなりの大金になるよ。デイサービスの所長さんにとっては、大きな出費になるね、もちろんそのための保険にも入っていると思うけどさ。でもさ、医療費も払わせて、あそこのホームに入りたいと思う?」と母に聞いてみると、「嫌だね」と答えました。「そりゃ、そ〜だ〜。行きにくいよね」とmizumiuも同意しました。

 しかし、そこの有料老人ホームに入らないとなると、別の方法を用意しないと、mizumiuの介護負担は永遠に続きます。今、父が利用しているショートステイ先は「老健」なので、3ヶ月毎に入所が見直されます。3ヶ月経ったらすぐに出て行けとは言わないそうですが、家へ戻ったり、別の施設へ移ったり、もしくは亡くなったりして、利用者の出入りがあるところです。そこへ、仮に父の入所が決まって入れても、母の入る空きがなければ、家でmizumiuが母を介護することになり、介護負担は続きます。

 父が入所出来たら、mizumiuが介護からフリーになるために、母を別の施設へ入所させる可能性もないことはないのですが、しかし、父と母は二人で一緒がいいと言うのが、二人の一番大事な条件なので、今父が利用している「老健」以外に、父と母別々に入所というのはまず考えない、という方向で動きます。二人で一緒に入れるところって、そうそうないんですが・・・。それに認知症が進み始めている母なので、一度は家へ帰ってきて、今まで通りの生活に戻してやらないと、ますます症状が悪化しそうな予感がしているので、まずは家に帰るというのを目標にしましょう、と相談員とも話しました。

 「昨日、トイレでうんこがたくさん出た。嫌だった」と母が言うので、「トイレでうんこが出るのがなんで嫌なの。よかったじゃん」とmizumiuが言うと、「女性の介護士さんが片付けてくれたけど、あまりうんこに慣れてないみたいで、ちょっと靴下にうんこがついた」と言うのです。「あ、そう。靴下は洗っておくし、問題ないよ」と言いましたが、母のうんこ話は、どうしても母の羞恥心が絡んでくるので、おかしかったり、何が問題なの?と思っても、適当に流すふりしながら、「うんこは出た方がいいよ〜、職員さんたちは、うんこ平気だよ〜」と必ずフォローの言葉を付け加えます。

 人前でうんこやおしっこの粗相を片付けてもらうことは、mizumiuが思っている以上に、本人の心理的な負担になっているようです。母は自分からは、なかなか声を上げることができないみたいで、おしっこが漏れたりしてもそのままにしていることもよくあります。「はっずかしぃ〜んだよ〜」と言う母の言葉の重みを、いかに軽くしてやれるかは、家ではmizumiuの介護スキルにかかっていて、病院や他所では、mizumiuのフォローにかかっているかもしれません。

お風呂でさっぱりした父とおしゃべり
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