父の入所の日です。 [介護etc.]

 今日は、父の入所の日です。ショートステイもする予定でしたので、大きな変化はないのですが、必要な書類を揃えて、父を預けてきました。

 いつもの通りに、父を預け、しばらく後に主治医の先生との面談があると言われたので、それまでに、母に着替えを届けに行きました。mizumiu、父のことばかり気にかけていたのか、母のズボンを持ってくるのを忘れていました。シャツと肌着と靴下しかありません。母はよく失禁するので、ズボンの替えは多めに用意しているのですが、病室の引き出しには1本しかありませんでした。「あ〜、後でまた来ないとな〜」と独り言を言っていると、横から母が「大丈夫だよ。お漏らししないよ」と言うので、「じゃ、今日また来なくていいね。お漏らし、しないでよ。替えのズボン一本しかないからね」と念をおしてきました。

 主治医の先生と、父の普段の様子や家族の希望など、いろいろなことを話しましたが、救急の対応のことも話しました。急激な容態の変化があった場合、どのように対応するか、老健で手に負えない場合、どの病院へ搬送するのか等、いくつか決めなくてはならないことがありました。

 昨日、母ともしゃべったことですが、延命処置に関する承諾には、3通りの選択肢がありました。

1つ目が、いわゆる延命処置、心臓マッサージや電気ショックを与えること、気管切開して人工呼吸器をつけることを希望します、という意思表示。

2つ目が、医師が判断した場合に、一通りの延命処置をすることを希望します、という意思表示。この場合、医者と家族が相談出来るそうです。医者は助かる見込み、というより、心肺蘇生して植物状態にはならないだろう、障害も残らないだろうというところまで判断するそうです。(特に高齢者の場合)

3つ目は、延命処置は希望しません、という意思表示。

 母と私の意見は3番なんですが、父は延命処置したい?という問いかけに、首を縦に振ったので、どうしようかな〜という話をしました。主治医は、「今すぐに決めなくてもいいですよ。後で、変えることも出来ます。多くの方は、2番を選択してますね」と言うので、2番を選ぼうかなと思いました。しかし、聞きにくいことではありましたが、「先生、もし仮に父に急激な体調変化があって、危険な状態であるという時に、先生は、父に心肺蘇生や人工呼吸器をつけるという判断を下しますか?」と率直に尋ねました。

 先生も、正直に、「心肺蘇生などの処置をしても、植物状態になる可能性があるときには、延命処置をしないという判断もします。お父さんの場合、心筋梗塞を起こしたこともあるし、年齢から、体中の血管はもろくなっていると思います。命の危険が迫るような症状というと、脳や心臓の血管が詰まったり、破裂するという状況だと思います。そうなると、脳への酸素がまず欠乏して、脳細胞がやられます。そう考えると、お父さんは助かったとしても植物状態になる可能性が大きいと思います。それを人工呼吸器でつなぐということになりますが、身体への負担は、とても大きいです。それに、心臓マッサージは、大の大人が体重をかけて、強く胸を押すので、高齢者の骨ももろくなっていることもあるし、肋骨が折れます。それが肺に刺さって、口から血を流すこともあります。胸には青あざがたくさん残ります。なので、お父さんの場合は、延命処置をするという判断をしないと思います」と答えてくださいました。

 先生との面談の後、一応、父と母の意見を聞こうと思い、父に、話してみました。またもや、父は「うん」と首を縦に振りましたが、「肋骨が折れて、骨が肺に刺さって、口から血が出るんだって。とても痛いんだって。人工呼吸器は苦しいんだって。でも、お父さん、する?」と、誘導尋問のようですが、聞いてみると、痛いのは嫌らしく、首を横に振りました。母に、先生が話されたことを伝えたら、「しない!」ときっぱり答えていました。う〜ん、難しいところですが、mizumiuは、苦しいこと痛いことをたくさん経験して来た父には、延命処置はさせたくないなと思います。治るなら、希望がありますが、痛みを与えるだけのような気もします。母との相談の結果、3番の「希望しない」に○をつけて、書類を提出しました。




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