台風が激しくなる前にお見舞いに。 [介護etc.]

 今日4時頃両親のお見舞いに行ってきました。

 沖縄は台風19号が近づいている中、強い風が吹いていました。両親のいる施設は高台にあり、フロアが3階なので、風の音がすごく大きく響いていました。母がテレビを観ていたので、手を挙げて合図すると、いつもの「どうした?」と声をかけて来るので、「お父さんはまだベットだね。一緒にお父さんのところへ行っておしゃべりして来よう!」と母に返しました。

 そしたらすぐに廊下で利用者さんの側を介助しながらこちらに歩いてきた介護士さんが笑いながら、mizumiuに話しかけてきました。「台風が来ているから、土曜日曜月曜と、娘さんは来ないでしょうねと、Yさん(父の名)に言ったら、もう少し早めに来てもらうって言ってましたよ。今そんな話をしてきたところに、娘さんが来ているから…」と、父の様子を知らせてくれたので、「じゃ、早速会いに行ってきましょうね」と母の車を押して父のいる部屋まで行きました。

 4時前くらいでしたが、父は起きていて、mizumiuにも母にもちゃんと意識を向けていました。自分でベットから起きようとしたり、指を指して、向こうへ行くとか、意思表示が活発でした。父の覚醒は波があるのですが、どの時間帯がいちばん意識がはっきりしているのかは分からないので、会いに行った時に覚醒していると、mizumiuのしゃべる量も自然と多くなります。

 今日の父は、おやつ代わりに飲むとろみをつけたお茶と栄養バランスの乳製品をよく飲みました。最後にむせましたが、嚥下機能も活発でした。父の同窓生の集まりの話をして、父の一番仲のよかった友達の名前を聞いたら、横から母が「○○さんだね」と言うので、「何○○さんなの?」と聞くと、「ウエハラ」と友人の名前を言うのです。こういうことは忘れないんだなと思いながら、「どこに住んでるの?まだ健在なの?」と聞くと、またまた側から母が、「もう亡くなっちゃったよ」と言うのを、驚いた様子で聞いている父でした。「いつ頃亡くなったの?」と聞くと、「10年くらい前だよね」と母が父に言うのですが、その頃父は認知症が発症しているので、記憶が曖昧になっているのだと思います。

 今日の父は頭の回転が活発になっているのか、指を指してあっちへ行くとか、ベットに戻るとか、指示を出してきたので、父の車椅子を押しながら、指差す方へ動いてみたりして、会話を楽しんできました。夕飯も全部食べました。食べなくなったりすることもなく、二回ほど咽せて、何度も咳をしましたが、食事の間も意識がしっかりとありました。食事を取るのが早かったので、口腔ケアをする順番も早くて、ベットにも早い時間に戻ることが出来ました。

 父が覚醒している時は、母よりも父の方に気持ちが行ってしまうmizumiuですが、今日は内緒のおやつを上げたし、4、5日続いていた頭痛もなくなっていたらしく、いつものように夕飯を食べ終え歯磨きを済ませると、大好きなテレビの前へ連れて行けと言ったっきり、mizumiuにはお構いなしの母でした。その頃には外は真っ暗になっていて、台風が沖縄を直撃するというニュースがやっていました。

 「え〜!沖縄は強風域でかする程度じゃなかったの?」と驚いていると、たまにおしゃべりする利用者さんとその奥さんが、進路が変わったらしいよ、ゆっくりだから、今回は長くなるよ、早く帰りなさい、運転気をつけるんだよと言ってくれました。「そうですね、もう帰ります。先になりますね〜」とご挨拶して帰ろうとすると母はテレビに夢中で、「じゃあね」と声をかけても、顔はテレビを向いたまま、うんと頷くだけでした。


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