高齢者に好かれるタイプみたいで…。

　mizumiuは高齢者に好かれるタイプみたいです。親を介護していることもありますが、高齢者に話しかけられることも多いです。

　話しかけやすいのでしょうか。意識しているわけではないし、ぶすっとしていることも、今話しかけるなオーラを出して歩いていることもあります。それでも、道を聞かれたり、お墓の前で方言で話しかけられたりして、そうですか〜しか言えなかったことが何度もあります。なんなんでしょう？

　先日両親を見舞った時に、いつもおこりんぼうの男性の利用者さんが、怒った口調で、「今日は何曜日か？」と話しかけてきました。母が歯ブラシしている時で、てっきり、「道をふさぐな、どけ！」と怒鳴られるかと思い、十分に歩けるスペースを作るために、体の向きを変えようとした時だったので、一瞬？となったのですが、「今日は水曜日ですよ」と答えると、「水曜日？そうか」と言って立ち去りました。

　ん？たまたまmizumiuがいたから聞いたのか、でも、こちらへ歩いて来たから、mizumiuに話しかけたのか、本当のところ分かりません。まぁどうでもいいことですが、怖い顔して怒って聞かなくてもいいのに、と思いながらも、あのおじさんも人に話しかけるだな〜となんだか微笑ましく思いました。

　認知症になって、脳が誤作動を起こしてしまうと、今までのようにはいかなくて、それで他者と会話できないでいて苦しいのは、本人なんだよな〜と改めて思いました。周りの人に無視されたり、邪険に扱われたりすることもあるだろうから、mizumiuのように平気な顔していると、相手は楽なのかもしれないと思いました。

　方言だけで話しかけてくる女性の利用者さんも、いつもニコニコしている98歳の利用者さんも、静かに黙って座っているだけの利用者さんも、施設にいる高齢者さんたちは、その人たちなりに他者との接触を望んでいるのかもしれません。mizumiuは両親の介護をしているので、高齢者さんたちとの関わりが少し多いのでしょう。

　といっても介護職員さんたちのように自ら高齢者さんたちをお世話したいと言うわけではありません。だから彼らの優しさには本当に頭が下がります。それでも高齢者に好かれやすい、高齢者が話しかけやすいというのは、持って生まれたものだろうと思うので、高齢者さんにはオープンでいたいなと思っています。

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