髪切らせなさいって、ほっといて！！

　昨日、叔父さん伯母さんたちがお見舞いに来た時に、父の伸びた髪の毛を見て、伯母さんの一人が、「髪切らせなさい！」と母に言ったそうです。

　母から、この話を聞いた時、mizumiuは思わず、「うるさい！って、ほっといて！って言った？」と母に言ってしまいました。父も母も髪の毛が伸びています。でも、伸び過ぎているという程ではありません。と、mizumiuは思っています。高齢者は、髪の毛がさっぱりしているだけで清潔感が増すし、きちんとして見られるのも、よ〜く分かっています。

　しかし！「たま〜に来る見舞客に、髪の毛を切らせなさい！って言われる筋合いなんかないわい！！」って腹の中で毒吐きました。必ず小言言う伯母さんだから、しょうがないはしょうがないですが、父の頭をほったらかしにしていると、チクリとやられたようで、正直、ムカッとしました。mizumiuその場にいなくてよかったわ〜。（笑）

　何度かこのブログでも書いていますが、父と母の頭は、母のお気に入りの美容師さんに都合をつけてもらって、わざわざ髪の毛を切りに施設まで来てもらっているのです。美容師さんがお休みの日に、わざわざ来てもらっているので、そう頻繁にはお願い出来ませんし、美容師さんの都合があります。母がこの美容師さんでなくては嫌だと言い張るので、その方にお願いしているのです。

　母のカットに来てもらった時に、父もお願いしています。リクライニングの車椅子になってからは、mizumiuの車での移動が厳しいので、父を連れて理髪店に行くことはなくなりました。一度、施設に来る理容師さんにカットをお願いしたことがありますが、五分刈りくらいにされて、しかも枕には、切られた短い髪の毛がいっぱいついていて、介護する側が楽になるようにと、スピード・カットで短髪にしました！っていうガタガタの頭になっていたのです。

　職員さんたちには、スッキリした、格好良いと言われていたようですが、mizumiuは、そんな父の頭が嫌でしょうがありませんでした。他の利用者さんたち女性も男性も一律に、目を見張る程の短髪になっていたのです。髪はまた伸びてくるし、たかが髪の毛でしょ！と言われてしまうかもしれませんが、ほぼ丸坊主の頭を見ていると、父の人格や個性や、これまでの人生なども刈り取られたようで、なんだか気の毒で悲しくなってしまったのです。そんな頭をしている父を今まで見たこともありませんでしたから、もう施設任せには出来ないと強く思いました。

　だから、父と母の髪の毛が伸びてくるのを見ると、いつ電話してお願いしようかと、計画を立てるのです。わざわざ来てもらうので、mizumiuも立ち会います。だからmizumiuの都合もあります。当たり前ですが、なによりも美容師さんの都合があります。来てもらえる日をあげてもらったら、施設に確認して許可をもらったり、来たら来たで、後片付けやお礼など、段取りをmizumiuがやるのです。そういう事情があるので、なんにも知らない伯母さんの「髪切らせなさい！」発言に反応してしまいました。

　「前髪まだ目にかかってないじゃん！襟足だってまだ平気。伸びてもきれいなシルエットを保てるようなカットしてもらっているし、寝癖はつくけど、なでつけたらすぐ直る！なのに、髪切らせろだと〜！余計なお世話じゃい！」と、父の頭をなでながら、愚痴ってしまいました。本当にmizumiu、その場にいなくてよかったです。いつも言いたいこと言う伯母さんなので（糸満の人は口が強い）、しかも最近、耳が遠くて声がでかくなっているので、カチンと来て、「あんたに関係ないでしょ！」と言い返していたかもしれません。

　まぁしかし、お見舞いにきてくれたのは感謝しているので、母の伯母さんだし、まぁいっか〜と思うことにします。一人で怒り沸騰させたmizumiuも大人げないですし。ただ思うのは、やはり、「介護に携わっていない立場から、介護している側に物を言うときは気をつけよう！」です。これを伯母さんに直接伝えるつもりはありませんけれど、このブログを読むことがある人には、覚えてもらいたいと思います。

　「お父さんの髪の毛、伸びて来ているね。そろそろ切った方がいいかもね。施設にお願いしてるの？美容師さんに来てもらっているの？出張してくれる良い美容師さん知っているけど、紹介しようか〜？」これくらい配慮のあるご発言なら、mizumiuも素直に受け止められるのですけれど。（笑）

　

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