装具作りがやっと再開。 [母]

 火曜日に、装具屋さんのCさんとリハビリ担当のLさんが、母の仮装具の付け具合や、歩く様子を観察するということだったので、立ち会いに行きました。

 母が倒れて半身不随になってから装具が必要となり、初めて装具を作ってもらってからだいぶ時間が経っているので、新しい装具を保険で作ってもらう手はずになってました。でも、初めの装具と同じ様式で作ろうとしたら、金属部分が重いから、プラスチックで作って欲しいと母が言い出し、装具屋のCさんも、プラスチックで作ってもらえるように動いてみますと言ってたのですが、何も進まずに、だいぶ長いこと連絡が途絶えていたのです。

 母の場合、緊急を要する装具ではないので、Cさんにほっておかれたんだろうとmizumiuは勝手に思っていました。久しぶりにCさんが連絡をよこしてきた時も、なんでこんなに時間がかかっているんですかと聞いたら、「僕のせいです」と言っていたので、やっぱり後回しにされたんだろうなと分かりました。装具の件で連絡をくれと何回か働きかけていたmizumiuですので、施設で会ったCさんは何度もすみませんと謝っていました。mizumiuは正直待たされてムッとしていたこともありますが、一番大事なのは、母に新しい装具を作ってもらうことなので、「Cさん、母のことはほっておいた?」と嫌み半分ボケ半分でCさんに突っ込んで終わりました。もちろんCさんは何も言えません。でも、それで終了です。なんで遅れたんだと追求もしませんでした。する必要もないですし。

 Cさんは車椅子に座っている母にも、母よりも目線が低くなるようにしゃがんで、「Nさん(母の名)、ごめんなさいね。遅くなって。僕のせいなんです」と謝っていました。そしたらなんとうちの母、とてもやさしい口調で、「Cさんのせいなの?」と言葉を返しているのです!相手を慮ってかけた思いやりとも取れますが、聞きようによっては、どぎついボケなので、側にいたmizumiuは「お母さん、よう言うたな〜。一番きつい返しだよ、それ!Cさん恐縮しまくってるし!」と心の中で母に突っ込んでいました。案の定、Cさんはどんどん小さくなってました。

 プラスチックで出来た仮の装具を付けて手すりを掴みながら歩く母の姿を撮影したり、履き心地を聞いたり、立ち会いは一時間ほどで全てが終わりました。Cさんは、リハビリ担当のLさんに「連絡を取り合いながら調整して行きましょう」と声をかけ、遅れた分を取り戻すかのように、始終一生懸命な態度でした。

 夜ご飯の時間になっていたので、父の食事の介助をしながら、さっき見聞きしたCさんへの発言が面白かったと母に話しかけました。「お母さん、さっき、謝っているCさんに、Cさんのせいなの?なんて言っていたけど、あれって聞き様によっては、ずいぶんきつい言葉だよ。さすがNさん(母の名)、優しい口調でどぎついこと言いよった!、やるな〜っ!って、mizumiuは見てたよ。笑いも突っ込むのもこらえたけど、お母さん、言うときは言うね〜!」と、笑いながらしゃべっていると、父も可笑しそうにしてたので、「お父さん、お母さんはやる時はやるんだね。さすがだね」と、親子三人で吹き出していました。長いこと待たされましたが、大笑い出来たのはよかったです。

 
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