デイサービス初日

　約二年振りくらいのデイサービスです。



　初めて行くデイサービスだったので、どんな感想を持ったか聞くと、開口一番「デイサービスの昼食がお弁当で、しかも白米ご飯だったから全然足りなくてお腹空いた！」でした。楽しい出会いもあったようで、詳しく話して聞かせてくれました。たまたま隣に座った女性の利用者さんが、父の友人のお兄さんのお嫁さんであることが分かり、いろいろなお話をしたそうです。母は、父の友人関係の人脈にも詳しく、昔のことをよく覚えているので、自己紹介から始まった会話が、過去の記憶を大きく呼び覚ましたみたいです。

　母の旧姓と同じ名前だった女性の利用者さんに、母は、どこの出身か聞いたそうです。その出身地で、商売をしていた方、その方が父の友人のお兄さんだったのですが、そのお店を知っているかと聞いたら、女性の利用者さんの嫁ぎ先だったそうです。そして、父や母、父の友人の出身地の話になり、そこでやっていた別の商売の話でも繋がりがあったらしく、懐かしいおしゃべりが出来たそうです。しかし、自分の夫の友人なら分かるけれど、その友人のお兄さんのお嫁さんと話が通じるとは、母のコネクションもすごいなと思いました。残念ながら父の友人もお兄さんもすでに亡くなっていますし、女性の利用者さんは父のことを知らないのですが、新しい繋がりが出来たようです。

　デイサービスの初日としては、まずまずの満足度だと思います。数回だけ通う予定ですが、慣れて楽しんでくれたらなと思います。明日はデイケアへ行きます。母に、「デイケアでも、思わぬ繋がりがあるかもね。お父さんに話すこといっぱいだね」と言ったら、「お父さんのところへ行ってきてよ」と言われました。父のことが気になっているようです。夕食後、テレビの前に車椅子を移動したら、「やっぱりお父さんがいないと寂しいな」とつぶやいていました。夫婦だなと思いました。

　明後日も今日のデイサービスに行くのですが、その日の朝は、お迎えの時間が一時間ほど早まります。理由は、デイサービスの近くで不発弾処理があるからだそうです。不発弾処理の間の避難区域ではないのでデイサービスはお休みにはなりませんが、周辺の道路が９時には閉鎖されるらしく、その前にデイサービスに到着していないといけないようです。戦争の爪痕処理にきちんと対応するために、その日mizumiuは寝坊しないようにします。



　

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