介護生活とテレビ(韓流ドラマ) [日常etc.]

 母は父とは違いお笑いやギャグを好みません。でも落語は好きです。好きなドラマは見逃さないようにしていて、またそれは忘れないようで、今日は何々の日?とかよく聞いてきます。曜日の認識が低下しているので、曜日を間違えたり何度か同じ質問をしたりしますが、好きなドラマの時間帯になると起こしてと言ったり、起こさずにいると後で文句を言われます。

 今母が熱中しているのは韓流ドラマです。今さら?と思うかもしれません(笑)。光TVに繋いでから見放題のビデオがたくさんあり、何気なく見始めた韓流ドラマにハマってしまったのです。母は以前にも「冬のソナタ」や「チャングムの誓」を観ていたらしいので、韓流ドラマ大好き人間の復活です。
 
 母は多い時だと5本くらい続けて韓流ドラマを観ます。父も隣に座って観ています。韓国の歴史ドラマ、特に宮廷モノがいいなぁと思うのは、

1.ストーリが面白くて分かりやすいこと、
2.衣装やセットが色鮮やかなこと、
3.面白い演技をする人がどこかで出てきて笑わせてくれること。

 父と母の注目を集める条件を全て満たしているのですが、もう一つ重要だと感じるのが、字幕です。吹き替えではないのです。父も母も字幕を一生懸命読んでいるので、普通の日本語の番組よりも前頭葉が刺激されているのではないかと思います。また歴史ドラマの字幕はきちんとした文章なので、くだけた日本語よりも父や母の世代には理解しやすいのではないでしょうか。事実ドラマを見た後、父の脳が活性化されたかなと感じるような言動があったりします。少しですが言葉を発したり、母との会話を楽しんだりします。

 普段の生活において父が字を読むことはほぼないので、もう読めなくなってしまったのかと思っていましたが、ドラマの字幕を読んでいる父の姿を見ると、まだ大丈夫だとなんだか安心できます。また母もメガネがないから字が読めないとか言って、本を読んだり計算問題をするのをめんどくさがりますが、韓流ドラマの時は愚痴一つこぼしません。mizumiuの勝手な推測ですが、字幕付きの韓流ドラマは父と母の脳の活性化に役立っていると思います。

 もう一つ、ドラマを観る時にさせている母のリハビリがあります。それは、母に大きな声を出させるということです。母はmizumiuに何でもやってもらおうと依存しがちで、ドラマが終わって静止画面になっても、mizumiuが操作するまで父と二人してそのまま静止画面を見続けたりします。
 
 「もう観ないの?」と聞くと、「観る!」と答えます。「ドラマが終わったら次に替えてと大きな声で言うんだよ、わかった?」と母に教え、必ず「替えて!」と言わせてます。替えてというまで替えないときもあります。母は面倒くさがって、mizumiuと目が合うと指先だけで替えろと合図したりするのです。静かにテレビを観させておくほうが楽ですが、出せば母の声は出るので、何度も「聞こえないよ!」と言って発声させています。会話が一方通行になると、介護の負担が増えるような気がするのです。だから介護するmizumiuも大きな声を張り上げています。

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