父がデイサービスを利用する前 [介護etc.]

 父が介護サービスを利用し始めたのは、母が脳溢血で倒れリハビリのための病院に移ったころでした。平成20年の夏です。その時点で父の認知症は結構進んでいたと思います。その頃の父の様子はというと、

・なかなか服を着替えないしお風呂にも滅多に入らないから常に臭っていた、
・何にもしないで寝て過ごす、
・お腹が空いたら一日何度でも食事を取る、
・薬も拒否したりする、
・家族の言うことには耳を貸さない、
・生活のリズムはぐちゃぐちゃ、

でした。足腰はまだしっかりしていたので、何度も家から出て行ってしまい、mizumiuは何度も探しに行きました。母のお見舞いに行こうと無理矢理誘って外に連れ出しても、病室に着いたらすぐに帰ろう帰ろうと言ってmizumiuを待つことなく、先に歩いて帰ってしまっていました。

 幸い、母のリハビリ病院は車で5分の場所にあったし家までの道順は単純だったので、mizumiuは父のリハビリだと捉えて、父が病院を出てから15分後くらいに車で追いかけて父を拾うということを繰り返したりしてました。でも何度か父を見失い、探しまわって大変な思いもしました。父は道が分かれているところにあるバス停からバスに乗って、自分の出身地がある別の市へ出かけたりしてました。お財布も持たずにです。
 
 父は今住んでいる家が、自分の家なのか分からなくなる時があり、また自分の家ではないと固く信じ込んでしまうことがあります。父が「家に帰る」という時は、子どもの頃父の両親と住んでいた家とか、今の家の前に住んでいた家(どちらの家も今はありません)に帰ろうという意識で言っているようです。いわゆる「徘徊」というのでしょうか。それは足腰がだいぶ弱ってきた今も続いています。

 母は脳溢血の後遺症で半身不随になり車椅子の生活になることは分かりきっていたので、母が退院するまでに父をデイサービスに通わせていないと、mizumiuの介護負担が大変なことになるということもあり、ケアマネージャーさんと父のプランを計画し始めました。

 (徘徊について、いろいろな見方があると思います。介護する立場にとり、とても大きなエネルギーを奪われる「問題行動」の一つです。父の「家へ帰る」行為がどうのようであったか、後日詳しく紹介して行きたいと思います。)

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