尿取りパッド  [介護etc.]

 尿取りパッドは介護生活の中で大活躍します。でも間違えて、うっかり、洗濯物の中に挟んだまま取るのを忘れて洗濯機に入れてスイッチを入れると、とんでもないことになります。

 尿取りパッドを洗濯した事のある人ならよく分かると思いますが、パッドの残骸を発見したときの気分、やっちまった感は、うっかり鍋を焦がしたとか、おかずの準備が出来てさぁご飯を食べようと、炊飯器を開けたら炊くのを忘れていたのがわかった瞬間とか、お風呂の水を止めるのを忘れて湯船からお湯が溢れ出たのを慌てて止める時などとも違い、我が身と気力をどどーんと引き下げてしまいます。次から次へとやることあるのに、何やってんだ自分!、と点検もせずに洗濯機を回してしまった自分のアホさ加減を責めます。

 mizumiuはパッドの取り忘れはまずないと自負してますが、父がズボンと一緒に洗濯かごに入れたり、ヘルパーさんが間違って入れたりします。何度か、デイサービスのお風呂の着替えの中にパッドが入っていた事もあります。チェックせずに洗濯機に入れた自分のアホさ加減は変わらないのに、デイサービスに協力を求める形で「抗議」の電話を入れた事もあります。それくらい、面倒な事を増やしやがって!と怒りとやるせなさでいっぱいになるのです。でも怒っててもしょうがないので洗濯を続けるのですが、これがまためんどくさいのです。

 まだ爆発寸前で、めいいっぱいに水を吸った状態でパッドを発見した時は、これ幸いとばかりに取り出して外に放り出し、少しでも水が排出するのを待ってからゴミ箱に捨てます。水を含むと当然ですが、ゴミ袋全体が重くなりますからね。しかし発見が遅れ、周りの洗濯物に押されながら回っていると、限界まで水を吸ったパッドは破けてしまい、中身を洗濯機の中に、そして洗濯物全体に、まき散らします。今日はゴミカスがよく溜まるなと思った瞬間、パッドの残骸が水の中を回っているのを発見するのです。

 パッドを洗濯してしまうと、すすぎを2回程余計にやらなくてはなりません。パッドの中にある水分を吸収するつぶつぶと特殊な紙の繊維が洗濯物にひっついてなかなか取れないのです。おまけに水の中ですから、洗濯物の裏側や、ポケットや、ズボンの中とかに入り込んでいるのです。mizumiuは二層式洗濯機を使っているので、洗濯物を一度脱水します。そうしてから一枚一枚取り出して、ゴミ箱の上でパッドの残骸を振り払います。いくら振り払ってもぽろぽろ落ちてきます。振り払いながら、ゴミ箱のまわりに落ちたパッドの残骸をあとで掃除する仕事も増やしていきます。

 洗濯槽の中の水を含んだゼリー状のつぶつぶも丁寧に取り除いていきます。つぶつぶは水を含みますが、水に溶ける事はないのできれいに取り除かないと、また洗濯物に付いてしまいます。あー、やっちまったと思いながら、まだある、ここにもあると、パッドの残骸と挌闘しながら洗濯をしていきます。

 ある程度きれいになったところで、洗濯物のを脱水して干します。ようやく終わったと思っても、洗濯物が乾いてからの一仕事が待っています。たたみながら洗濯物に付いているパッドの残骸を調べ、手で取れる物は取り、取れない繊維はコロコロを転がしながら取るのです。そしてようやく洗濯終了です。たった一枚のパッドに洗濯物すべてが生け贄にされるので、注意しろという意味なんだろうと思いますが、介護生活でいっぱいいっぱいの時は、残っているエネルギーを全部取られるような衝撃を受ける出来事です。たかがパッド一枚、されどパッド一枚です。パッドは尿取りで活躍させて、すぐにゴミ箱へ捨てましょう。くれぐれも洗濯機の中には入れないように、点検してから洗濯しましょう。

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