ひな祭りでしたが。

　今日はひな祭り。と言っても、mizumiuはお祝いすることはなく、お餅もひなあられも甘いし、カロリー高いだろうと、両親にも食べさせず、今日が終わるかと思っていました。

　夜６時半過ぎ、「簡単にちらし寿司作ったし、ひな祭りだから、今から行く」と姉から電話がありました。両親は夕飯を済ませたばかり。それにmizumiuはユニクロに行くつもりで準備していた時でした。両親を残して出かけるのは心配ですが、雨が降っていたし（父は雨の日はでかけません）、食事の後２時間くらいは父もゆっくりテレビを観るので、その間に洋服でも見てこようと思っていたのです。土日は安くなるし、もう長いことユニクロに行ってなかったし、そもそも買い物へ行く時間がないのが介護生活です。来るつもりなら、もっと早くに連絡をしろよと思いましたが、ここでいらついても意味がないので、それにせっかく買い物に行けるチャンスをつぶされたらかなわないので、「好きにすれば」と言ってmizumiuは買い物に出かけました。昨日は、妹が半年になる娘を連れて来ていましたが、mizumiuがケンタッキーへ出かけようとしていたときでした。とにかくこちらの都合はおかまい無しで、やりたい放題です。

　普段、姉妹との関係が良くないので、それに以前大げんかした時にmizumiuがもう家には来るなと言ってあるので、彼女達も遠慮しているのかどうか分かりませんが、最近は滅多に来なくなりました。でもひな祭りとか誕生日会とかにかこつけて、やってきます。別に来てもmizumiuは歓迎も邪魔もしないのですが、彼女達が来ると、洗濯や掃除など、いろいろな事が中断させられるので、気分が悪くならないように努めています。でも今日はユニクロに行って帰ってきたら、もう帰った後でした。かわいい姪っ子はmizumiuにメッセージを残してくれてましたが、ちらし寿司と桜餅を食べさせてもらえなかったと、母がすねていました。

　mizumiuが両親の夕飯は済んだと伝えたからですが、父にはちらし寿司をあげても、母は自分にはもらえなかったと、mizumiuに話してきました。姉が横から「餅は一口で食べたでしょ」と言ってましたが、とにかく母は、「お前が食べさせるなって言ったんだろ。刺身もあったぞ」と少し恨めしそうでした。mizumiuは食べさせるなとは言ってなかったのですが、姉達は、母は食べ過ぎだから、とか、mizumiuが怒るからとか言って、母にはあげなかったのです。だったら持ってくるなと思うのですが（母もそう言ってました）、自分たちがひな祭りをしたかったのでしょう。

　普段から両親のことを気にかけて、介護に参加してくるならまだしも、何もせず、でも孫には両親も会いたいだろうから、何かイベントの時に会いにくるのが、親孝行だと思っているのです。でも会いに来たからと言って、介護を手伝うことはありません。孫達の世話もこっちへ丸投げです。実際の話、これはmizumiuの印象ですが、父も母も孫をかわいいと思うのは最初の５分だけで、あとはテレビを観るかベットで寝るかのどちらかです。孫の顔が見られてうれしくないわけではないと思うのですが、子供のエネルギーやうるささに、もうつき合いきれないのです。

　特に父は、家の中がわさわさとうるさくなると落ち着かなくなるし、姉達が帰って急に静かになると、「俺も家へ帰る」と言い出し、それで何度もいなくなったりしたのです。mizumiuとしては、こちらからは頼んではいないのに、むしろ来ないでくれと言っているのに、自分らの都合で来て、こちらの生活リズムを乱さないで欲しいと言っているだけなのですが。父と母がこのように過ごせるようになるまでに、mizumiuがやってきたことを、彼女達は知らないし、知ろうともしません。でも、まぁ、家族だから会いにくるのはしょうがないのでしょう。いくらmizumiuの気に入らないことであっても、彼女達に言わせれば、「実家だから」来るのは当たり前なんでしょうし、mizumiuがこの家にいる限り、この状態は変わらないのです。

　素直に姪っ子たちの節句を祝ってあげられない、拗ねたmizumiuおばちゃんですが、姪っ子たちに（あたりまえに）意地悪はしないし、彼女達には元気に育って欲しいと思っています。今年の夏には両親を有料老人ホームに預ける方向で動いているし、そうなればmizumiuもこの家を出るので、姉妹達に会うこともありません。これから生活が変わるのだから、余計なことに、自分から感情を乱さないように、また乱されないように、毎日を過ごしていこうと思います。




　

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