母の計画進行中〜?! [母]

 今日、父の書類を老健に届け、母にズボンを届け、洗濯物を受け取り、リハビリを少し見学してから帰り、家で少しゆったりしていると、父の入所している老健の相談員から電話がありました。

 「あの〜、ちょっと確認したいことがあるのですが、今お電話だいじょうぶですか〜?」と少々困惑気味な声で話すので、何事だろうと思っていたら、母のことでした。「なぜに、病院ではなく、老健の相談員さんが、母のことで電話してくる?」とmizumiuも頭の中が?になりました。でも話を聞いていくうちに、思わず苦笑。なぜかというと、母がまた一人で先走りして、周りが???な状態になっているからでした。

 「チャプレンの牧師さんから聞いたのですが、お母さんのお誕生日に、12人くらい人を呼んで、誕生日のパーティを開くとおっしゃったようなんですが、mizumiuさん、何か聞いていますか?ケーキの件は、病院の相談員からお話を伺っているのですが、部屋を一つ用意して、12人で食事をして、ケーキを食べて、誕生日を祝いたいみたいなのですが・・・」と話始めるので、「ケーキ以外の話は、私も今初めて聞きました(笑)」と答えました。

 ここで少し補足すると、チャプレンの牧神さんというのは(キリスト系の病院なので、礼拝堂があり、牧神さんがいるのです)、父と母が一緒に時間を過ごせるように、どちらかをどちらかまで、送り迎えしてくださっている方です。誕生日に父と一緒にケーキを食べようという話を母としていました。

 電話の向こうも安心したように、「そうでしたか〜。今朝書類を受け取った時は、mizumiuさんは何も言ってなかったので、きっとお母さんの計画だろうと思っていたのですが、一応、確認しておこうかと思って。あの、お母さんに確認が出来たら、こちらへもご連絡いただけますか?お父さんも誕生日パーティには参加されると思うので、その時の調整など必要だと思いますので〜」と言うので、「え、私、明日も病院へ行かないとダメですかね〜?今日行って、着替えはたくさん用意して来たので、2、3日は行かなくてもいいかと思っていたのですが〜。母の誕生日は14日ですし〜」とちょっとふざけたら、「いえいえいえ、すぐにでなくて結構です。確認が出来たらでいいので、よろしくお願いします」と言ってくれました。

 母が着た服の洗濯を家ですると決めたのはmizumiuですが、せめて2日おきくらいに病院へ行けばいいくらいの、インターバルが欲しかったので、ちょっとふざけてみたのでした。洗濯を病院でお願いすれば、こう頻繁に行かなくてもいいのですが、認知症が進んでいる母なので、こまめに話をしに行こうと、少し多めに病院通いするつもりだったので、洗濯を自分ですることにしたのです。母の誕生日は14日なので、明日は自分の時間を優先します、はい。「でも、なぜに12人なんだろう。部屋借りて、パーティ?今日会った時は、そんなこと一言も言ってなかったのに」と、ちょっと興味が湧いてきました。

 そしたら、電話が入りました。今度は、母が入院している病院からで、母のリハビリを担当してくださっている作業療法士の方からでした。「あの、お母さんが娘さんとお話したいと言っているので、今代わりますね」と言って母が出ました。以下、会話です。

「Mちゃん、お母さんだけどね」
「なぁにぃ?」
「あのね、お父さんをいつも連れて来てくれる牧師さんがいるだろ。その人が、12人くらい人を呼んで、部屋を借りて、食事も用意して、ケーキはお前が持ってくるだろう、誕生日パーティしようと言っているからさ、よろしくね」
「急にそんな計画して、mizumiuには言ってなかったでしょ〜。12人も、誰、呼ぶのよ?それに食事は、お父さんとお母さんの分しか出ないよ。mizumiu達にはないよ。ケーキも12人分用意しろってこと?」
「いや、食事は用意してくれるよ。みんな来るだろう。I.K(次姉)たち、 S(妹)たち、 MG(長姉)・・・」
「次姉たち?旦那も呼ぶの?子どもらも?Sにも来いって?MGも?あとお父さんとお母さんと、mizumiu?全員で12人だね。だから12人か。mizumiuはお母さんとお父さんの分のケーキしか考えてなかったよ。食事もするとなると、みんなの分、用意しろっていうの?」
「食事はでるんだってば」
「でないよ!そこは老健施設と病院です!お父さんとお母さんの分しか用意してませんよ!!」
「出るって言ってたけどな。みんなで食事して、ケーキ食べてさ♪」
「お母さん、ひとまず、mizumiuが牧師さんと話してみるからね。ちゃんと確認してから、計画を立てようね」
「うん、お前に任せているから安心している。やってくれるだろ?」
「今度病院へ行ったら、明日は行かないけどさ、携帯電話貸すから、ネェーネェー達に、パーティのこと話してよ」
「お前が電話して」
「ちょっと待って、お母さん!仲の悪いmizumiuが電話して呼ぶの?嫌だ!」
「そんなこと言わないで、お願い」
「mizumiuが呼んで、食事もケーキも用意する?もー、プレゼントはあげないからね〜」
「いいよ。ケーキ食べるから」

というような調子で話が終わり、作業療法士の方が電話を代わりました。
「あの〜、今初めて聞くお話ばかりだったのですが・・・、パーティされるんですか?」と老健の相談員と同じく頭の中?でいっぱいな声でした。mizumiuはおかしくなって、「はい、私も今初めて聞きました。実は先ほど、老健の相談員さんからも確認の電話があったんです。恐らく、牧師さんと何か話したのでしょうが、母の勝手なパーティ計画が出来上がってしまってると思います。今度病院へお見舞いに行った時に、牧師さんとも話してみます」と言うと、安心したようで、「わざわざ、電話してくださってありがとうございました」とお礼を言ってから電話を切りました。

 母の誕生日パーティ計画、母の中ではすでに進行ちゅう〜♪正直、笑っちゃいます。母は周りのことは考えず、というか、当然やってくれるだろうという母の中での勝手な思い込みで、周りを巻き込んで、平気でお願いをするのです。自分の置かれている立場とか、相手がどう思うとか、全く無視して。お嬢様気質がでてくるみたいです。「やってくれるでしょ?」という疑いのない完璧な丸投げ?状態を作り上げるのです。

 いや、別にやってやんないよ、ではないのです。誕生日にケーキを食べさせてやろうと、先生に許可を取ったのはmizumiuです。それを母に言ったのがいけなかったのか〜?mizumiuの顔を見るたびに、「お菓子持ってきて」と言うので、「7月14日は何の日か覚えてる?誕生日でしょ。お父さんとお母さんの分のケーキ用意してくるからね」と言ったのを、きちんと覚えていて、牧神さんとの会話が弾んだのでしょう。牧神さんも、本当に優しい親切な人なので、お祝いしてあげたい気持ちをお伝えになったのでしょう。ケーキもある、父も来る、牧神さんが部屋を用意してくれるって、母の頭の中でどんどん計画が発展したのだと思います。実際、どのような会話がなされたのかはまだ分かりませんが、大方そのような感じだと思います。

 周りを安心させるためにも、mizumiuが動かないといけません。ケーキ食べるくらいの話ではなくなって、少し大事になりそうなので、「もう〜止めた〜」と言えない状況になってしまいました。まったく人騒がせというか、人を信頼しきっていると言うか、またmizumiuの「仕事」を増やしてくれました。まぁ、母はそんなことおかまいなしですがね。

背中と腰のマッサージをしてもらい、気持ち良くて寝ちゃってます。
リハビリじゃなくてリラクゼーション?!だわ。
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