やっぱり恥ずかしいの! [介護etc.]

 父に着替えのズボンを届け、洗濯物を受け取り、母にも着替えを届けました。

 父は施設のズボンを借りて履いていました。昨日一本しかなかったズボンでは足りなかったみたいです。着替えがすぐになくなってしまうので、多めに持ってきましたが、今度は洗濯物を取りに行くタイミングを計らねばなりません。今日の父は意識がハッキリしていて、テレビを観ていました。隣でmizumiuが話しかけても、うるさそうにしてます。

 競馬番組を観ていていたので、「何番が一番だと思う?」と聞くと、「知らん!」と一喝。「そりゃ、そうだ〜。誰も知らないよ。走る前から分かっていたら、馬券勝ってるさ〜」とmizumiuがボケても、無視。mizumiuが当てずっぽうで予想した7番は、最後の4秒くらいで抜かれてしまいました。ギャンブル運はないみたいです。

 「今日はお母さんに会ってないでしょ?連れてこようね?」と聞くと、頷く父。ちゃんと聞いてんじゃ〜んと思いながら、病院へ向かいました。母は、リハビリを終えたところでした。父のいる老健施設へ向かいながら、毎度おなじみのうんこ話に花が咲きました?!

 「今日もうんこ出た」、「昨日も出たのに?よかったんじゃない?」、「私がさ、あれ(ナースコールのこと)押すとさ、必ず来る男の人がいるんだよ。いつも同じ人。今日は、思わず、毎回来てくれますねって言っちゃったよ」、「ちょうどシフトで割り当てられているんじゃないの?」、「毎回だよ。きっとパット替えるの好きなんだよ」、「っんな訳ないでしょ。仕事しているだけだよ」、「だけど、あそこを見られるのは、恥ずかしいんだよ」、「しょうがないでしょ。自分でおしっこ出来ないんだから。それに、お母さんのだけじゃないよ。みんなの見ているよ」。

 母は失禁のお世話やトイレ介助を、男性の職員さんにやってもらうことにまだ抵抗感を持っていて、女性の職員さんが来るまで、「おしっこに連れて行ってください」と言えないのです。それで漏らしちゃうこともあるのですが、「はずかしい」という感覚はなかなか取れないみたいです。その恥ずかしさを隠すためか、「パットを取り替えるのが好きなんだよ」と言ったりします。

 父もお風呂に入りたがらない時もあるし、家にいた時でも、自分の大事な部分は手で隠すこともありました。介護する側がそうでもなくても、介護される側は、恥ずかしくてたまらないこともあるようです。羞恥心は大事で、それもなくなると、その後は、どうなってしまうのかなと思います。

 父も母も、テレビに集中していて、隣同士で座っても、話もしません。「なんにもないの、おしゃべりしないの?」と聞いても、父はテレビに釘付け、母はちょっと話しかけても父からの反応がないので、またテレビに集中します。「お父さんは、しゃべらないよ。牧神さんの時も、私がしゃべるだけ」と言うので、「じゃ、病院へ戻ろうか?」と帰ることにしました。

 でも帰るまえの握手は、これまた長い。「お父さん、明日は孫達もくるからね。みんな来るからね」と言うので、「明日、何かあるの?」と聞くと、「誕生日パーティするからね」と言います。「母さん、誕生日は今度の土曜日。明日孫達がくるかどうかは知らないけど、お母さんの誕生日は、土曜日!6日後だよ」と教えても、しばらくするとまた同じように間違えます。

 母は、時間の見当意識がごちゃごちゃになってきてます。今のところ大きな問題はないのですが、順序だてて考えることも下手になってきました。でも今のところ、とても素直で、mizumiuとの会話ができているので、良しとしておきます。年を重ねると、頑固になる人、穏やかになる人と分かれてきます。できれば、穏やかになりたいなと思います。


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