明日、父が退所してきます。

　明日、老健施設に入所していた父が、家に帰ってきます。

　先週、退所前のカンファレンスがありました。そこで衝撃的な事実を告げられました。なんと父の体重が48kgまで減っているというのです。入所時に比べると５kgくらい、半年前と比べると10kgも減っていることになります。「はぁ？48kg？mizumiuと大して変わらないじゃん！」と心の中で叫びつつ、体重のことについて、もっと早い時期に一言、言ってくれても良かったのにな〜と思い、それをきちんと伝えました。

　「病気したとか、ケガしたとか以外、家族に報告する義務はないのかもしれませんが、少しだけ施設側に対して失望感を抱きました。でもちょうど８月分の入所費用の請求書といっしょに、施設利用に関するアンケートも家に郵送されてきていて、受付のサービスや、施設が清潔かどうか、職員の対応はいいか、などを評価していた時でもありました。その中に、『健康管理については安心出来ますか』、『日常生活の介護については安心して任せられますか、という項目があり、４段回で評価するようになっています」。

　「アンケートでは、満足か不満かと評価するようになっていますが、今の話しを聞いていると、急を要することではないかもしれないけど、体重が減っているということを、なんで教えてくれなかったのかな〜と思います。私も母と喧嘩して、父に会いにくることもしない時期が一月ほどありましたが、それでも、歯医者とか腰痛とか、こちらが聞いたことに関しては、いつも丁寧に答えてくださっていたのに、大幅な体重減、それも短い期間で減っていることを今のこの場で聞くと、もっと早く教えてくれてたほうがよかったな〜という印象があります」という感じで伝えました。

　「腰痛の原因が、以前に手術した大腸ガンからくるものなのか、または泌尿器科の薬も飲んでいますよね？前立腺肥大症の。前立線ガンではないんですよね。でも外科と同様、泌尿器科でも調べてもらったほうがいいですよ。糖尿はコントロール出来ているし、薬を飲まなければならない程、血糖も高くないし、それよりは食事を食べる量も少ないので摂取カロリーが足りないことの方が、今は憂慮した方がいいので、服用は一旦中止にしようと思いますが、それでいいですよね？」と先生に聞かれたので、そうしてくださいとお願いしました。

　「以前はお風呂拒否があり、奥さんも一緒になって誘導してやっと入っていたのに、最近は拒否もなくされるがままです。入らないという拒否も、意思表示なので、それをしないというのも・・・」。

　「腰痛があるので、歩く時間も距離も減っていて、施設ではほぼ車イスです。今は施設の車イスを使っていますが、ご自宅ではレンタルしますよね？」

　「訪問の歯医者さんが、お父さんの歯を抜歯したほうがいいと予約を取っていますが、退所された後なので、今後はどうされますか？同じ先生のところへ通えるようにしますか？」。

　・・・・。

　退所するにあたり、いろいろと話すことや確認事項、連絡事項もあり、介助量が大きく増えている父をどうやって自宅で介護してくかという話し合いも全員と（担当医師、看護士、リハビリ担当者、介護士、施設の相談員、ケアマネージャー）しました。退所後は、今まで通っていたデイサービスへ通い、ショートステイを利用したりして、mizumiuの負担を減らしていく、無理はしない、リハビリはデイサービスに任せる、などを確認し、終了しました。

　昨日までに、父の介護用ベットをもう一度レンタルして、父が帰ってきてもいいように準備してあります。明日、昼食後に父をピックアップして家へ帰り、少し休んだら、今度は家でケアマネ、デイサービスの職員、ショートステイ先の職員に来てもらって、父の担当者会議をする予定になっています。車イスは、夕方家へ届く予定です。

　先々週、母が退院して家へ戻ってきて、明日、父が家に戻ってきます。父と母が一緒に居られるという状態を作れば、父もよく食べるようになるかもしれません。母も父のことを心配しているので、側にいれば安心するでしょう。ただmizumiuの介護負担がどれくらい増えているかです。でも、利用出来るサービスをめいいっぱい使って、なるべく長く自宅での介護が続けられるような状況を作ろうと思っています。施設に預ける計画がなくなった訳ではありませんが、せめて父が元気になるまで、そして腰の痛みの原因は何かを知るまでは、家で過ごしてもらいたいなと思うので、明日からまたがんばります。





　

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