太っているよりは…。 [その他]

 太っていても、痩せていてもいいと思います。健康でばりばり仕事ができて、自分の好きなことができていて、何の不満もないなら、人の目なんかどうでもいいと思います。

 健康を害するような体型になるのも本人の責任だと思うので、周りがとやかく言う事はないのかもしれません。でも、食べたいだけ食べて、体重の管理が出来ず、糖尿病で血糖値のコントロールも出来ずに、血管を劣化させ、脳内出血を起こした重量級の母を介護してきた経験から言わせてもらえば、体重や体型の管理は出来たほうがいいと思います。

 mizumiuは父に似て、痩せ形です。偏食で、だいたい決まったものを食べるのが好きです。料理が好きではないし、外食もほとんどしないので、正直な話、人付き合いも悪い方です。友達も少ないです。でも体型と体重を維持するために筋トレしたり、ダンスを習ったり、ウォーキングしたりしてます。自分の好きなように体を動かせることに幸せを感じるタイプです。

 反対に母は、とにかく食べる事が大好きで、料理も好きで、美味しいものには金に糸目をつけず、とは言い過ぎですが、結構贅沢な食生活を送っていました。全国の美味しいものをよく知っているし、どんな食事でもおいしくいただく習慣があるので、生まれてこのかた食べられなくて困ったことはないみたいです。今は施設で管理された食事をしているので、常におなかを空かせていますが、それでも、食べられる幸せを精一杯味わっています。
 
 もともと母は健康体で胃腸が強くて、元気いっぱいでした。運動は嫌いではなかったと思いますが、テレビも大好きなので、ぐうたらしていることが多かったと思います。食べたいものが買えるお金を持っていたということもあるでしょうけれど、もっと食事の管理や家計をきちんとしてくれていたらなと思います。太っているが故に、生活習慣病や狭心症、脳内出血、半身不随となってしまいました。

 性格も明るく、あまり細かい事にこだわらない性格は、介護するmizumiuにとってはありがたかったです。泣き続ける患者さんや、愚痴が多くなったり、偏屈な性格になった利用者さんもいたので、食事のこと以外、今の状況にあまり不満を言わない性格は、楽です。わがままなところはありますが、お互いの落とし所を知っているので、大きな問題にはなっていません。

 人間はなりたい自分になっている、と言われています。母は、施設でカロリーコントロールされた食事を取っているのに、体重が減りません。運動量が足りないのか、潜在意識下では痩せたくないと思っているのか分かりませんが、体重をキープしているのです。これ以上太らないことはいいことですが、もう10kg、15kg体重が減れば、体も動かしやすくなるし、いろんなところへ連れて行ってやれるのになと思うのですが。母の体重は70kg前後、車椅子の重さが16kgくらい。装具や荷物を持てば、90kgに近い大きな物体を押し転がす娘の心を、母は知りません。手に豆は当たり前になってます。

 二年前くらいでしたが、母が「私、痩せたいと思ったことないもん!」とのたまったことがありました。mizumiu唖然でした。「太っているあんたの介護がどんなに大変か知ってんのか〜!!」と開いた口がふさがりませんでした。それくらい、母は自分を肯定しているんだと思います。そういう意味で母がうらやましいと思ったりします。でも、やはり、体重管理は出来た方がいいと思いますし、運動して体を動かす喜びを味わう方をmizumiuは選びます。介護する側の人間の手間を、そもそも病気にならない生き方を送ることを考えることが、総じて幸せな生き方に繋がるのではないかと思っています。


 
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