親との関係。

　介護を通じてmizumiuなりに親との関係について思う事があります。

　いろんな関係があり、様々な親子の形があります。満足していたり、不満だったり、愛していたり、憎んでいたり。子は親を選んで来るという話、一応信じています。このために、これを経験するためにmizumiuはこの人たちのところに生まれてきたんだという強い実感はまだないので、確信を持っては言えませんが、親との関係で得られる経験は、mizumiuの心の成長には役立っています。

　介護したらから経験できたことですが、介護という形を取らなくても、親との関係から学べる事はたくさんあるかと思います。mizumiuは介護を通して親との関係がよいものになったと思います。以前がとても悪かったとか、大きな悩みがあったという訳ではないのですが、mizumiuの持っている固定観念とか、直視できず無難にこなしていた人との関係性を、自分の両親を通して見直す事ができ、そして自分の両親との関係をより良いもの、大切なものへと変える事が出来たと思います。

　だから介護しましょう、ではないです。老いや病気や介護や生活を通じて、本来の姿をお互い見せつけられる訳で、それを自分はどう捉えるのか、逃げ出さずに対応できるかを、日々直面させられるのです。もしmizumiuの両親が健康で元気だったら、今のような関係を築けていたかどうか分かりません。元気な頃の両親も好きでしたが、今の両親の方がもっと好きですし、愛しい気持ちがあります。

　親子の関係は人それぞれです。でも、親との関係をダメなまま放置しておいて、死別や離別をすると、大きな喪失となって自分の心に迫ってくるような気がしています。どのような形であれ、自分が納得できる関係性を築けているなら、会わなくても、喧嘩ばかりしていてもいいと思います。でも、何かしら心に引っかかることがあるならば、出来れば、親が生きている間に、何らかの行動を取った方が、自分の残りの人生のためにいいのではないかと思っています。もし親がいないのであれば、親のような関係に類似した年上の人との関係を真剣に築くのもいいと思いますし、子どもがいるのなら、自分が親の立場で付き合う関係をより真剣に築くことだと思います。

　兄弟姉妹との関係？来世に持ち込みます。（笑）いやいや冗談ではなくて、兄弟姉妹って、親との関係とはまた別物だと捉えています。mizumiuはやれることはやったという自負があるし、彼らとの関係を改善したい、付き合っていきたいという気持ちはありません。彼らが、親との関係をどうしたいかは彼らの問題です。兄弟仲良くとか、他人はいろんなことを言います。自分が納得しているのであれば、どんな事を言われても平気です。大事な事は親との関係にせよ、兄弟姉妹の関係にせよ、自分がどう感じているかを直視することだと思います。自分の感情に正直になることって、一番難しい事ことかもしれませんけど。と、いろいろ書きましたが、他人のmizumiuの言葉ですから、どうぞ聞き流してください。

　

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