嫌いになると、とことん嫌いみたいです。

　今日、父と母に会いに行ってきました。

　友人のお母さんに教えてもらったマッサージを父にしながら、mizumiuの携帯電話でジャズラジオを流して、父の夕食の介助をしてきました。右手は関節が固まってきているようで、痛みも強くある感じです。以前、薬の影響で関節が固くなるというのを聞いているので、薬を飲むのを止めるかどうか、一度先生と話してみようと思います。

　母には、mizumiuが小学生の時の先生と会った事を話しました。そしてコンサートのチケットをいただいた事を話すと、とても喜んでいました。その時の写真を先生にメールしたら、すぐに返信をくださり、先生も喜んでくれていました。こういう繋がりは地元ならではな感じで、心が温かくなるなと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

　夕食後母に、先にベットで休んでいる父のところへ行って、三人でおしゃべりしようと誘ったら断られました。母の嫌いな男性の利用者さんが父と同室で、「あいつがいるから、嫌だ」と言うのです。いつもと違う感じの母に「どうしたの？」と聞くと、「私がトイレに入った時、早く出てくださいって言うのはわかるんだよ。そうじゃなくてさ。私、少しだけ便が出たんだよ。それで職員さんがきれいに掃除してくれてさ。汚した訳ではないよ。でも、あいつ、職員さんにあなた先に入りなさいって言ったんだよ。職員さんは、私は入りませんって言ったんだ。私の後のトイレには入りたくないってことだろう。コンチクショウ！一度、ぶった叩いてやらなきゃ…」と言うのです。

　「おっ、お母さん、落ち着いて。あの人が、お母さんの後に入りたくなかったから、そういう風に言ったかもしれない。それはmizumiuも、良くないと思う。けれど、それはあの人の問題。お母さんが、ぶった叩くなんて言うと、その分、お母さんにもよくないことが起きるよ。いいじゃん。ほっときなよ」とmizumiuが諭すように言うと、「あいつは、いつも周りにちやほやされたいんだ。それに自分はいつでも人より上だと思っている」と言うのです。

　確かに、その利用者さんを見ていると、そういうところがあります。mizumiuが父のベットサイドで、父に話しかけていると、部屋に入ってくるなり、mizumiuにもよく声をかけてきます。正直mizumiuにはどうでもいいことだし、ほっといてくれと思ったりもします。でもmizumiuには、いつも親切で礼儀正しそうな雰囲気で接してきます。mizumiuは平気で受け答えできますが、一度カチンときた母には、もう我慢がならない態度に見えるそうです。女性特有なのかもしれませんが、母は、一度人を嫌いになると、とことん嫌いになるみたいです。

　その利用者さんの態度は他の人にも受けが良くないので、母が感じていることが、母の独りよがりではないことを知っているのですが、母が必要以上に心を悩ませているのはよくありません。集団生活なので、いろいろあるのはわかるのですが、いつもと違って、怒りを込めて言い放つ母には、毎度の事ながら驚かされます。それも母のある一面なので、mizumiuなりに、穏やかに対応していくだけです。

　

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