入れ歯と口腔ケア(母の場合) [介護etc.]

 高齢者になると歯が弱くなって、固い物が食べにくくなります。でも歯の治療をしたり、入れ歯を新しくしたりすれば、ある程度はそれまでの食事のスタイルを保つ事が出来るのではないかと思います。口腔ケアは介護生活において本当に大切なケアの一つです。父と母を見ていて、本当に歯は大事だなと痛感しています。

 母は上の歯は右奥に一本あるだけで、下は前歯が5本くらいあるだけです。mizumiuが介護するようになってから、一度新しい入れ歯を作りました。母は、子育て中にたくさんの歯を虫歯で無くしたので、割と若い頃から自分の歯が少なかったようです。でも入れ歯が無くても食いしん坊の母は、何でもよく食べていて、そのうちに歯の抜けた歯茎のほうが痩せていってしまい、入れ歯を作ってもすぐに入れ歯と歯茎の間が開いていって、すぐに入れ歯が合わなくなっていました。

 母は倒れてから、顔の半分の感覚がかなり鈍感になっていて、口の左側から食べ物をこぼすとか、口から食事が垂れ下がっている状態で食事をしたりしています。口を開けると上の入れ歯が落ちてきてしまうとか、落ちているのに気づかずに食事を口に運ぶので、入れ歯と上あごの間に食べ物が入ってしまってうまく噛めないとか、噛み合わせがぐらぐらしてて、固めの食事が食べにくい、などの不都合が出ていました。そこで近所の歯医者さんで、入れ歯をきちんと作り直しました。そしたらもともとの食欲に加えて、何でも噛んで食べられるようになり、食事がもっともっと楽しくなったようです。

 母の入れ歯を作る時に歯医者さんに教えてもらってわかったのですが、母のように上は奥歯が一本しかなく、ほぼ総入れ歯状態でも、歯が一本だけでも残っていれば、部分入れ歯として扱うようです。母の新しくした入れ歯が超きれいで、残っている下の5本の前歯があまりにも汚く見えるので、しばらくの間mizumiuは母のことを弥太郎(龍馬伝にでていた。役者:香川照之)と呼んでいました。

 母は入れ歯を入れたまま眠ってしまうと口が開いてしまい、口の中がからからに乾いてしまうので寝る前に入れ歯を取って、歯磨きをさせるようにしています。母は少しの介助があれば、自分一人で歯磨き、洗顔ができます。胸や膝の部分をびちゃびちゃにすることも多いですが、洗面台の前に連れて行けば、素直に歯磨きします。

 一方父は、歯医者に通うのも、入れ歯を作るのも、家で歯磨きすることも、入れ歯を薬剤につけて消毒するのも、大変でした。(続く)



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