口回りのマッサージだけでも。 [介護etc.]

 今日父を歯医者に連れて行きました。結果は、入れ歯に細工をしてもらい、ひとまず経過を見守ることになりました。折れた歯の残っている分の抜歯は、体調が万全で、もう少し涼しくなってから、そして父の内科の主治医に、抜歯等の治療をしていいかという診断書をもらった後にするという話になりました。


 折れた歯は少しぐらついていましたが、まだしっかりしているから、今すぐに抜く必要はないとも言われました。歯科医の先生は、父が高齢だし、血をさらさらにする薬を飲んでいるということで慎重でした。大学病院をまた勧められましたが、ゆっくりでいいので、こちらでお願いしたいという希望を伝えました。先生によると、高齢者の歯はなるべくなら抜きたくない、折れてても歯があったほうが、入れ歯を通して噛む感触が伝わるから、歯は残したほうがいい。痛みなどは、炎症が治まれば無くなっていく。抜いて新しく入れ歯を作ってもまた隣の歯が抜けて、また作り直すということになりかねないから、それほど急いでどうこうしないほうがいい。それより、毎晩歯ブラシをすることが本当に大事なこと、だと言われました。

 父は診察台の上では、おとなしく口を開け、入れ歯を外したり入れたり、言われるままに素直に応じてますが、家ではmizumiuの言うことは聞かないし、入れ歯も外させないから、口腔ケアはまず無理です、と先生に説明しました。でも食べカスが残るとばい菌が発生して、それを飲んでしまって誤飲性肺炎になるから、歯ブラシをあなたがやってあげて下さいと言われました。入れ歯も外させないのに、歯ブラシなんて出来ないですと言いましたが、先生は、虫歯の予防だけが目的ではないと言いました。

 口の中の衛生ももちろん大事ですが、口と口のまわりを動かすこともとても重要なのだそうです。ほほや口回りの筋肉が固まってくると、すべてがダメになってしまうそうです。みなさん、脚や腕や手、身体のリハビリはするけど、口や口回りは忘れてしまってやらない。この部分をケアすれば、身体全体にも良い。人間は口から入る物を入れて、下からきちんと出すというのが基本だから、入るのがダメになったら命に関わってくる、だから口回りを動かさないといけない。

 介護度4とか5になると、口回りが固くなってしまって食事ができなくなる人も多い。上と下の唇を引っ張ったり、あっかんべーのように口を左右横に引っ張ったり、頬の内側をガーゼで拭いたりすることから始めるようにと言われました。父は身体を触られるのが大嫌いです。顔のマッサージをすればとても嫌がると思います。でも歯ブラシよりは、マッサージのほうがハードルが低そうなので、挑戦してみようかと思いました。歯の治療も長期戦になりそうです。

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href="http://kaigo-luck.blog.so-net.ne.jp/2011-08-29#more" target="_blank">入れ歯と口腔ケア(父の場合)

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