寝過ごした！

　今朝、迎えに来たデイサービスの職員さんがドアを叩く音で目が覚めました。９時５分過ぎ。まずい！と急いで服を着替え、ドアを開けて一言「今起きました！」。

　母もまだ寝てました。「15分で準備できます。それとも、後から私が送り届けましょうか？」と職員さんに聞くと、デイサービスに電話して確認を取っています。その間に寝ている母を起こしに行きました。「お母さん、寝過ごした！○○さん、もう来ているよ！」と言うと、目を覚ました母は「えー！なんで起こしてくれなかったの？一度パット替えてくれたのに」と明らかに不満げです。「お母さん、昨日、２本もビデオ観てたでしょ。寝たの12時過ぎ。mizumiu起こしたの、朝４時。あれから睡眠リズムが崩れたの。ごめんね！」と寝過ごしたのは自分なのに、悪びれもせず言い返しました。

　「プールの準備があるので、Mさん、送ってきてもらえますか？」と電話を終えた職員さんが部屋に入ってきて言いました。「濡れたパット取り替えて、靴下履かせて、装具つけたら行けます」とmizumiuが言うと、寝間着姿ではない母を見た職員さんは、「じゃ、装具は僕がやります。Mさんは食事の準備おねがいします」と言ってくれたので、ポリデントにつけておいた入れ歯を母に渡してから、台所へ行きました。基本、父と母は入浴後に服を着替えたら、次のシャワーまで同じ服を来てます。夜だからと言って寝間着に着替えることはあまりなく、いつもなら朝シャワーを浴びて着替えるのですが、今日は寝た服でデイサービスに行ってもらうことにしました。

　リンゴを四等分に切って、その一つの種を取って、皮ついたままさらに３等分してから、母に渡しました。トーストには軽くヨーグルトを塗って、イチゴジャムを塗って、半分におってビニールに入れて、母の膝の上に置きました。母はもう迎えの車の助手席に座っています。薬はデイサービスで飲んでもらうように職員さんに託し、ドアを開けてから10分で、いってらっしゃいが言えました。

　ほっと一息つく暇もなく、今度は父を起こして食事をさせ内科受診へと連れて行きました。泌尿器科から紹介状をもらってきていたので、それを先生に渡して、薬を処方してもらいました。近くの病院で待ち時間無し、薬もそれほど待たなくていい、なんて楽ちんなんだと思い家へ帰ると、前の泌尿器科の先生から３ヶ月分のお薬を処方されていたことに気づきました。まだ薬はたっぷり残っているのに、一月分も処方してもらってきてます。お〜のぉ〜！薬の管理もできてないなんて！朝寝坊のショックが続いてました。

　母が帰ってきてから、今日はどうだったと聞くと、いつもと変わらなかったと言っていました。でも朝、車の中でリンゴをかじってトースト食べている時に、頭の中では職員さんにリンゴ一つあげようかなと思ったけど、結局あげなかったそうです。それでデイサービスに着いたら、その職員さんが皆さんのいるところで、「リンゴ一つくらいくれるかなと思ったけど、全部一人で食べちゃってた」と言ったそうで、それが母はとても恥ずかしかったと話してました。リンゴくらいで小さい奴だなとmizumiuは思いましたが、母に「で、お母さんは、その時何て言ったの？」と聞くと、「その通りですって、それしか言えなかった」と口惜しそうに答えました。

　母は、こういう点で優等生タイプです。自分の食欲を少しは恥じて、皆さんの前で恥かかされたことも、少なからずショックに感じています。mizumiuならどう反応するかと考えたら、やっぱり、朝食くらい自分でなんとかしろって思うと思います。たぶん職員さんは、ふざけただけだと思いますが、今までの言動を総合して考えるに、ちょっと無神経です。まぁ、それもこれもmizumiuが寝坊したことが原因ですけど。

　あと夜になってから、母が、靴下が片一方なかったとか入れるのを忘れたとか言うので、何事かと思っていたら、しばらくしてから「私が今履いている靴下を見てみてよ」と母が言い出しました。それで装具を脱がして靴下を見ると、五本指靴下の左足用を２つ着替えとして用意してたみたいで、右足の小指のところに、大きな親指部分が垂れ下がっていました。それがおかしくて、mizumiuが大笑いしていると「そんなに笑うな！恥ずかしかったんだぞ！今日初めて、マッサージチェアに座ったけど、靴脱ぐから、親指が垂れててさ。あ〜、恥ずかし！」と少々ご立腹です。「もう笑うしかないでしょ。誰かに何か言われた？じゃぁ、いいじゃん！娘がまちがえました、で、済む話じゃん！」と一人でウケてました。

　何かとハプニングが続く一日でした。睡眠が十分に取れていない頭で、何かすると不備が出てくるんだなと実感した一日でもありました。それでも、笑って過ごせたので、気分いい一日でした。

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