二人とも臭かった。

　夜７時に父と母を迎えに行きました。母はテレビの前のテーブルのところにいて、父は歯ブラシしていました。

　母も父も、ちょっと臭いました。金曜日に会ったときはお風呂上がりでした。一週間に二回入浴するそうなので、土曜と日曜はなかったのでしょう。でも他のショートステイ先なら、家に帰る日はお風呂に入れてくれます。でも父も母もズボンは替えてましたが、二日前に来ていた上着を着ていました。頭も脂ぎっていて、汗臭くて、お尻の部分も少し臭いました。

　「父の下着が一枚、数が合わなくて、探してみますので」と側にいた職員さんが言ってましたが、探してなかったらどうするつもりだろうと思いました。あえて聞きませんでしたが、なんとなく、職員さんの対応もしっくりきません。テレビを観ている母の口元を見ると、薬が残っています。「お母さん、まだ薬あるよ。苦いでしょ」と言うと、入れ歯のところにくっついてた薬の苦さを味わった母が、「早く早くで、お茶もすぐ片付けたから」と言うので、「すみません、口の中に薬が残っているので、何か飲み物を下さい」と言って、お茶をもらいました。

　ちょっとの時間しかそこにはいませんでしたが、職員さん同士の連携もあまり良くないのかな〜と感じてしまいました。あと迎えにきたmizumiuに対しても、どことなく素っ気ない対応です。忙しいのだろうとは思いましたが、なんだか心証がよくありません。頭の中の？？？がどんどん大きくなってきてました。

　家へ帰り、母をトイレへ連れて行くと、パットをしてリハビリパンツを履いて、そしてオムツもしてました。母はおしっこの量が大量で、よく尿失禁するからでしょうか。でもこのようにされたら、気軽にトイレに行けなくなってしまいます。母が「何回も、トイレには連れて行けないよ」と職員さんが他の利用者さんに言ってた、と話してくれました。父も同じで、リハビリパンツの上にオムツです。これじゃ、父はトイレに行っても用を足すことができません。

　う〜ん、なんだろう。父と母の扱われ方に、違和感を持ちました。父と母は自発的に何かを言ったりすることがほとんどないので、ほったらかしにされるんだろうなと、容易に想像出来ました。やはり大きな施設は、父と母には合わないのかな〜？リハビリはよかったと母が言ってました。でも父は食べるのが遅くて、隣に座った男の人に二回もおやつや果物を取られたそうです。母が職員さんに言って、新しいおやつをもらえたそうですが、食事も全量摂取は半数で、あとは３分の２摂取となっていました。ゆっくり食べる父は、少し時間をおいてまた食べ始めることもあるのですが、大勢で食事している中では、片付けられちゃうのでしょう。

　家へ帰ったら、お楽しみのテレビタイムでした。施設ではNHKとニュースばかり観てたと言っていたので、日曜の夜の「平清盛」、「トンイ」、「イ・サン」を楽しそうに観ていました。テレビは部屋に置いてもいいと言われていますが、リモコンが使えないと父と母のフォローを職員さんに頼めるかな〜と、また？？？が増えました。近々ケアマネージャーと相談しますが、今のmizumiuの心境としては、この施設じゃないなと思ってます。

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