靴下入れ忘れていたみたいです。 [介護etc.]

 今日の夜、父と母がショートステイから帰ってきました。

 父が裸足で靴を履いていたので、「あれ、靴下履いてないの?」と聞くと、横で母が「私のも忘れていたよ」と素足に装具と靴を履いた足をぶらぶらさせて見せました。「あれ〜、二人分の靴下忘れてた?ごめんね」と言うと、父はいいよって感じで、うなづいてくれたのに、母は、ずっとうらめしそうな目でmizumiuを見るので、「ごめんね〜って何度も言っているのに、なんでそんな目で見るの?忘れちゃったの!」と言うと、「何度も会いに来たらよかったんだよ!そしたらわかるのに!!」と言い返してきました。

 入所したら、頻繁に会いにいくつもりですが、「ショートステイだぜぇ〜、4泊ぐらい、私を解放してくれやぁ〜!」とヤクザのように一人愚痴ってから、「お母さん、そう言う時は電話したらいいの!なんで電話しなかったの?」、「お前は、電話代も何も、お金持たせてくれなかっただろ!」、「そういう時は、貸してもらえばいいの!後で返せば済む話しなんだから!!なんで、電話貸してくださいって言えないの?」と言うと、黙り込みました。まだまだ母は、人に物を頼むことが出来ないのです。

 「靴下なかったから、お父さん、あんなに熱だしてさ」と言うので、「へぇ?お父さん、熱出したの?」と父のおでこを触ると、少し熱いので、「お父さん、大丈夫だった?寒かった?」と聞きましたが、反応がいまいちだったので、「ベット行こうか?」と父を立たせてベットまで歩かせました。

 父と向き合い、mizumiuの両肩に父の手をおき、父の肘あたりを支えながら、ゆっくり歩いて行き、ベットの柵につかまり立ちをさせている時、ぷぅ〜んとうんちのニオイがしたので、リハビリパンツの中を覗くと、出てました。このまま寝かしたら、もう起きないと思い、慌てて、「お父さん、うんこ出てるよ。おトイレ行こう!」と今度はトイレまで誘導しました。

 「帰って早々うんこか〜。介護の現実に一気に戻ったな〜」と思いながら、まだ微熱の残る父の世話をささっと済ませて、ベットに寝かせました。サービス実施記録には、月曜と水曜に微熱が出ていたとあったので、父の体調が悪かったかな?それとも施設が嫌だったのかな?最近寒くなってきたかな?といろいろ考えましたが、ひとまず、家に戻ってきた父に、家にいるんだよと何度も声かけして、ゆっくりと休ませることにしました。

 まだテレビを観ていた母が「おしっこもらしちゃってさ、クッションが濡れた」としかめっ面をしながら言いました。「なんですぐにおトイレに連れて行ってくださいって言わなかったの?」と言うと、「行きたかったけど、周りに誰もいなくて、無視された」と言い返してきました。「周りから見えるように、ちゃんと手を挙げて、大きな声ですみませ〜ん!って声出してお願いするんだよ!」と言ってみましたが、母は嫌そうな顔をしました。

 「12月からミドルステイだよ!リハビリもやってるから、ほら、お母さん、血糖下がっているじゃん!お腹も少し減ったんじゃない?」と言うと、「行きたくない!」と言い出します。そんな母を無視して、ショートステイで出た洗濯物を洗い始めました。そして別の片付けをしようとしたら、「Mちゃん、おトイレ連れってて!」と言う母に、「mizumiuが何か始めようとすると、トイレ連れて行ってって言うんだよね、お母さんは!!」と苛ついてしまい、「そうやって、施設でも、周りの職員さんたちに声出して、お願いするんだよ!」とキツく言ってしまいました。

 便座へ座らせようとリハビリパンツを降ろそうとしたら、母もうんこしてました。あ〜、介護現実。二人もうんこ。それで、しばらく母を便座に座らせ、お尻を洗ってやり、歯ブラシをさせました。母のやることになすことに妙に苛ついてしまっているmizumiuは、「こっちに入れ歯入れってって言ってるでしょ!はい、歯ブラシ!終わったら教えてよ!」と口調がキツくなっていました。

 ベットに母を座らせ、「ショートステイどうだった?」と聞くと、母は最近からまたつけ始めた金の結婚指輪を見せながら、「私のは24金、他の人のは18金だから、ぜんぜん輝きが違った」と自慢げに話しました。「お母さん、指輪したままで大丈夫?」と聞くと、「次は置いていくよ」と言うので、「そうだね、ミドルステイの時は家に置いておこうね。いつか、夜中、お母さんが寝ている時に、mizumiuがお母さんのその指輪外してみるさ。それでお母さんが気づかなかったら、大変だしね」と話しました。

 「明日は、お母さんの好きなTデイサービスへ行く日だよ。今月の残りは全部Tにしてもらうからね」と言うと、目を大きく開いて、「週に何回行くの?」と聞いてきました。「週5回だよ。ミドルステイに行く前はぜんぶTにしてもらったからね、ほら、カレンダー見てみて!」と言うと、「今日は16日か」とうれしそうでした。カレンダーを見たついでに「お母さん、来月からミドルステイだよ。わかってる?」と言うと、「嫌だね。行きたくないね」と言い返してきました。

 「お母さん、mizumiuにこのまま世話させ続けるの?」、「施設では、お前がやるように、お尻洗ってもらえないしな」、「おトイレ行きたくなったら、大きな声で頼むの!お母さんが言わなかったおかげで、クッションがおしっこで濡れて、それを職員さんが洗う手間が増えて、ニオイが残っているから、今またmizumiuが洗ってるんだよ」と言うと、母は横を向いて、「そんなに人に物を頼めないよ、なかなか言えないよ」と拗ねたようにつぶやきました。

 「お母さん、そこを自分でなんとかしなきゃダメなんだよ。すべて自分の責任でやってください!分かる?こんな状態になったのも自分の責任なんだよ!自分の置かれた環境で、がんばってやっていってください!」といつになくmizumiuが厳しい口調で言うと、部が悪くなった母はいつものように聞かない振りをし始めたので、「はい、もう寝て!mizumiuはまだまだやることあるんだから」と言って寝かせました。

 以前のmizumiuなら、二人分の着替えの靴下を入れ忘れることなんてなかったです。父のズボン下を入れ忘れたことはありましたが。何かを入れ忘れたことに気づいて、後から届けるということもありましたが、今回はすっぽりと抜け落ちていました。それくらい疲れが溜まってるんだろうなと思います。それに父が熱を出したと聞いても、母がおしっこを漏らしてしまったと聞いても、さらっと聞き流しています。以前なら、もっと丁寧にお世話してもらわなきゃ、とか、職員さんたちにも協力してもらわなきゃとか、いろいろと考えていました。

 この変化がいいのか、悪いのか、よくわかりませんが、父と母が帰ってきて、顔を見られて安心した反面、介〜護は続くぅ〜よ♪かぁ〜と、気分も下がっています。う〜ん、やっぱり疲れてる。それにこのショートステイ期間中は、予定がドタキャン続きで、計画狂いまくりだったから、休めてないな〜。あと2週間強、がんばったら、ミドルステイ。よし、がんばろう。


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