転んだけど、這いつくばって・・・。 [父]

 昨日、家庭教師を終えて帰ってきたら、ソファーに父が横になってて、その横に車イスに座った母がいました。
 「あれ、お父さん、一人で来たの?」と母に聞くと、「お父さん、転んだんだよ。ベットのところで」と言います。「お父さんの車イスをベットサイドに置くの忘れてたよ。だから自分で歩いてきたんだね」と言うと、「腰打ったはずよ。痛そうにしてたよ」と心配して言うので、父を見ると、ちょっとふてくされた感じで横になってます。「お父さん、腰打ったの?まだ痛いの?ちょっと起きてみて。今車イスに座らせるからね」と父を起こすと、痛むのか顔が歪みました。

 「病院に行ったほうがいいよ」と母が言うので、翌日時間をみて連れて行こうと思いましたが、車イスに座った父は平気な顔をしていたので、骨折はないだろうと勝手な推測をして一安心しました。父のベットサイドには、毛布が落ちていたので、たぶん、ベットから起き上がろうとして、まず毛布が落ち、それに足を取られて転んだのでしょう。

 「転んだ時、大きな音がした?」と母に聞くと、「音はどすんって感じだった」と言うので、大きな音の方が体への影響は少なく、こもった音だと、衝撃が体に吸収されているから危ないという話しを思い出し、少し心配しましたが、毛布がクッションになったかもしれないと思い直し、大丈夫だろうと勝手に安心しました。

 打ち所が悪かったら、大変なことになっていたと思いますが、母によると、転んだベットサイドから、ソファーまで4mほどを、這いつくばってきたそうで、それだけの力があったということ、それ自体は喜んでいいかなとも思いました。もう一人では起き上がることができないので、必死で這いつくばったと思います。「結構やるじゃん!」と不謹慎ながらも、「父ちゃん、すご〜い!」と思ってしまいました。

 最近の父は精神的な落ち着きがあり、mizumiuの問いかけにも反応がちゃんとあるし、パットを替えたり、声をかけたりする時に、笑いをこらえるような顔をするのがとてもかわいくて、このまま穏やかに過ごしてほしいなと思います。でも、自分から動こうとするので目が離せないのは、ちょっと難儀やな〜、どうしようかな〜と思います。夜、早めにベットに寝かせて、mizumiuが出かけたりすることが、最近は多いので、12月からの入所までに、大きなケガなどしないように用心しなければ。

 父の笑った顔を見るとほっとするし、母が相変わらず「もっと頂戴」と言うと、イラッとする反面、食欲があるのは元気な証拠だとも思うし、二人の失禁の後片付けに辟易する反面、食べたら出すのは、まだちゃんと体が動いてる証拠だと安心もします。最近はこんな感じで、相反する感覚の波を味わっているようで、ニュートラルに戻ってくる自分自身を感じてます。いい感じです。


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