自分の立ち位置<あなたの生活環境>(2) [その他]

<あなたの生活環境>の二つ目の質問について。

2.結婚していますか?子どもがいますか?独身ですか?

 介護をする際、あなたを必要としている人が、一人の場合と複数いるのとは勝手が違います。介護が必要な人の他にあなたの配偶者や子どもが、あなたを必要としているのも当然だと思います。mizumiuのように一人身だと、介護にエネルギーを使うことができますが、もし自分の家族がいる場合は、体がいくつあっても足りないと感じるかもしれませんし、エネルギーのバランスが崩れて、自分自身が疲れてしまう場合があります。

 でも配偶者や子どもは、側であなたを支えてくれる協力者でもあります。しかし、あなたの介護負担を理解せずに、あなたの邪魔をしてくるかもしれませんし、いろんなことを押し付けてくるかもしれません。自分にとって何が大切か?は「自分がどうしたいか?」の判断の一つになります。家族も大事ですし、介護の必要な人もあなたにとって大切な人でしょう。バランスを取る必要があります。

 もしあなたが娘で、両親の介護ができない自分自身を責めたりすることがあるかもしれません。家庭をきりもりしていくことも大変なエネルギーが必要ですから、両立は難しいかもしれません。それに子育てには、未来がありますが、介護はどんなにがんばっても現状維持か、老いていくしかありません。どちらに力を注げるかと言えば、子育てのほうだと思います。子どもを連れて面会に行くなんて、めんどくさくて出来ないとか、会いに行ってもあなたの親御さんは話しもできない状態かもしれません。子育てしているのにその上介護するなんて無理!と、いろいろあるでしょう。

 どんな選択をしてもいいと思います。でも、介護される人とあなたの子の繋がりは、大きなエネルギーを生むことがあります。子育てしているあなたと子どもの姿が、介護される人の生きる力になるのです。それにどんな姿になっていても、血のつながりは変わらないし、親子の縁は自分からは切らない方がいいとmizumiuは感じています。兄弟姉妹との縁は別です。経験上ですが。それに関しては後ほど詳しく。

 もしあなたが独身なら、自分の生活に介護が入ってきても、なんとかやりくり出来るかもしれません。しかし、自宅介護をするとなったら、プライベートな時間はだいぶなくなると思っておいた方がいいです。もちろん介護の度合いによりますが、自分の生活をすべて介護に費やしてしまうほどのエネルギーが必要な介護もあります。介護される人はあなたのおかげで元気に暮らせても、あなたが疲れきってしまうことがあります。mizumiuはそうでした。今思うと、6年もよくやったなと思います。

 もしあなたが自分の親を介護するとなったら、あなたの負担はとても大きなものとなるかと思います。ご両親も、子どものあなたには遠慮がないし、頼り切ってしまいがちです。あなたのケアをしてくれる人や、場所、時間を確保しましょう。介護生活に慣れるまでは、厳しいかもしれませんが、行政サービスを利用し、ヘルパーやショートステイ等を利用して、自分の自由な時間を作れるように、自分を管理するようにしてください。

(つづく)
 

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