舌の下に出来てる腫瘍

　今、一番気にかけていることは、父の口の中のことです。主治医の先生には、歯科医の先生の見解も合わせて、ガンの可能性があると言われています。

　ブログをお休みしている間だけでも、誤嚥性肺炎で入院、膀胱ガンの疑いで検査、結果は異常なし、発熱・・・などなど。肉体を持って生かされている人間だからしょうがないのかもしれないけど、父には、本当にいろいろな病気が後から後からやってきます。

　もともと我慢強い性格もあり、今となっては言葉を発することもないので、父の状態の変化にはまわりが気づかなくてはなりません。口の中、舌の下に腫瘍が出来ているのが分かったのは、出血があったからで、痛そうにしていたからです。ひとまず、歯科医の先生により抗生剤を処方されて服用したら、少し収まっているということですが、大きな病院の口腔外科への受診を計画しています。

　mizumiuは、ガンの疑いがあると言われても、もうそれほど動揺はしません。慣れっこになった訳ではなく、父にとって最善の方法で毎日が過ごせることに焦点をあてて考える癖がついているからです。mizumiuの考える父にとっての最善は、痛みがないこと、食事が口から取れることの二つです。検査してガンだと言われても、何も出来ないのが、今の父の状態です。もちろん、痛み止めの投与くらいはお願いしますが、ガンの治療は希望していません。

　なので、mizumiuは一週間に一回程度ですが、野菜の煮物を作って持って行き、内緒で父に食べさせています。そしてそれを父はよく食べます。ヴィーガンのクッキーも、お茶に浸してやわらかくさせてから与えています。歯は数本しかないけれど、口を動かしてもぐもぐさせて食べています。噛んで食べると、脳に刺激を与えるそうで、満足感や幸福感につながると聞いています。舌の下にある腫瘍は心配ですが、今ある幸せや、今出来ることに焦点をあてて、父との繋がりを楽しんでいます。

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