お盆。今回は見たそうです。 [日常etc.]

 久しぶりの投稿です。書きたい事はいくつも出てくる介護ブログですが、どう書こうかと思っていると時間が経ってしまい、一日一日と過ぎてしまいます。自宅介護してないから時間はあるのに、書きそびれてしまう。やはり習慣なのかもしれないですね。毎日ブログ更新している人ってすごいな〜。



 さて、沖縄はお盆が終わりました。8日がウンケー(お迎え)、9日ナカヌヒ(中日)、10日ウークイ(お送り)でした。お盆の一週間前には旧暦の七夕があり、沖縄では墓参りに行きます。一週間後のお盆前にお墓に行って、掃除したり、線香をお供えして、お盆にご先祖を迎える準備をするのです。

 お墓は門中墓と言って、大きなお墓です。年中行事には疎いmizumiuですが、七夕になるとおばさんが電話で教えてくれるので、両親に代わってお墓参りに行きます。父方と母方と、母方の祖母方のお墓に線香をお供えしてきます。母がいつもやっていたので、3つ回ります。これも介護の一つですね。

 mizumiuの住んでいる家には仏壇がないので、いずれ父と母が死んだら初めて仏壇を持つ事になるかもしれませんが、お盆はいつも親戚周りをします。ウンケーの日に父と母の代わりにお中元を持って、お仏壇のある7軒のお家を回ります。父と母の従兄弟だったりおばさんだったりするので、mizumiuからは少し遠い親戚ですが、父と母の介護をし始めてからは、だいたいいつも回っています。行かなくなった家もありますが、結婚していないmizumiuは、自分のご先祖様への挨拶回りをしています。

 今回もいろいろなこと言われてきました。いや、おしゃべりしてきました。両親二人の介護をやっているのをすごい、偉いとほめられたり、労われたりしたかと思えば、別の親戚からは、両親のことはほっておいて、自分の幸せを考えなさいと言われたり…。要するに、早く結婚して、子どもを生めということですね。

 本来は長男が親の面倒を見るべきなのに、あんただけが苦労して、と長男に対する怒りをあらわにしそうになった親戚をまあまあまと抑えたり、自分の娘が結婚しない、早く子どもが生まれたらいいのに、今の人たちの考えている事は分からないと胸中を打ち明けられたり…、などなどいろいろなことを聞いたりしてきました。親戚付き合いというのは、煩わしいと思う時もあれば、大事だなと感じる時もあり、どちらかと言うと狭い人間関係を好むmizumiuにはいい勉強になっています。

 ウークイの夜には母も連れて行くのですが、今回は台風がくるし、雨の天気予報が出ていたので、連れて行けないから、お盆前の4日のお昼に母を連れて親戚宅に行ってきました。いつもお世話になっている弟夫婦と、母の事を子供の頃から知っている二人(80代と90代)の親戚と会えたので、お盆はmizumiu一人で来ればいいから楽チンだと思っていました。

 そしたら、ウークイの日曜日は晴天。ウークイの時にしか会えない親戚もいるし、一年に一遍だけだし、それに「あたしは晴れ女だから連れて行って!」と母が言うので、連れて行きました。会いたい親戚には会えたし、ウークイも一緒に済ませられたし、施設で夕飯食べて来たのに、ちゃんとごちそうにもありつけて、何事もなく終わったお盆でした。

 そういえば、一つだけ、いつもと違う事がありました。今までそんなこと言ったことなかった母ですが、車から降ろして車椅子に移譲させる時、こんな会話がありました。

「あそこの白い三階建ての建物の上に、男の人が立っているけど、お前見えるか?」
「白い三階建ては二つあるけど、どっちにも誰も立ってないよ。一人も歩いてる人いないし、お母さんは霊を見ているかもね。ウークイだから、どこかのご先祖なんじゃないの?」
「ふぅ〜ん」

 目の錯覚でも、ボケでも、はたまた本当に霊の姿を見たのかもしれませんが、なんでもありでいいじゃんと思うmizumiuなので、特に慌てることなくさらっと流しました。母も特に驚いている風でもなかったので。

 そしたら、帰る時にも見たらしく、母を車に乗せてから荷物を取りに行ったりして、母を一人で車に残している間も、着物を着た男の人が建物の上に立っていたそうです。ずっと見えていたそうで、

「落ちないかなと思って、少しヒヤヒヤした」
「霊だったら落ちても大丈夫さ〜。どんな格好していたの?」
「着物着てた」
「あい、じゃ、やっぱりどこかのご先祖だね。お母さんに気づいたみたいだった?」
「ううん。ただ立っていた」
「みんながちゃんとウークイ(お送り)されて、あの世へ帰るか、見ていたかもね」
「そうだね」

 今年の夏も元気に超せそうです。父は全介助になっていまして、外出はないです。誤嚥性肺炎になって入院したりしましたが、今は落ち着いています。その時の話も書きます。介護って段階があって、節目節目で決断したり、感じる事が変わったりします。確実に言える事は、両親は少しずつ老いているということ、それは死に向かっていることでありますが、mizumiuと父と母との関係はどんどん良くなっていってる気がします。お盆を終え、先祖や親戚、両親との繋がりを強く感じることができました。自然と感謝の気持ちも出てきています。


 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。