肌つやあって、しわしみ少なし。 [母]

 母は、年齢の割には肌につやがあり、しわしみが少ない。高齢者特有の老班も、少ししかない。高齢者は肌が乾燥しがちなので、たまに粉をふいたようなカサカサ肌になることはあるけれど、往々にして健康的なきれいな肌である。

 母が、スキンケアに時間とお金をかけていたという話は聞いた事も見た事もないから、もともと持っている丈夫で健康な肌質のおかげだと思う。集金の仕事をしていた時は、日焼け止めもぬらずに炎天下の中を歩き回っていたから真っ黒に日焼けしていた。これでもっと手をかけていれば、どれほどの美しい肌であっただろうかと思う。女性として、うらやましい限りである。

 たまに親戚宅に行くと、義妹やおばさんに、肌つやのいいことをほめられる。決まって言う台詞は、「私、何にもしてないよ!」。そう言って、少し得意げな顔をする。肌つやのいい女性って、何もしていないと言う人多いけど、母もその一人。あれこれ遣り過ぎないのがいいのかもしれない。

 ありがたいことに、mizumiuは母の血をひいている。しかし、介護生活をする中で、だいぶ荒れた時期があった。歯のメンテナンスと同様、お肌の手入れも再開した。と言っても、パックやら乳液やらビタミンやらなんやらがめんどくさく感じて、おまけに続かないのである。この部分も母に似たのかもしれない。なので、洗顔をきちんとやって、たっぷり化粧水をつけることだけを日課にしている。

 両親を介護して自分がすり減ることを経験として知っているからこそ、自分を大事に扱うことの大切さを痛切に感じる。自宅介護真っ只中の時は、そんな余裕するらなかった。自分のことする時間なんてない、だから自分はきれいじゃないんだ、だから何着ても一緒…。そういう風にして女性は、家事や育児、介護で自分のことを閉じ込めてしまうことも実感として分かる。

 でも、少しずつ自分の事をすると気分がよくなるし、何より自分のためだから幸せ感が増す。いくつになっても容姿をほめられるのは、女性にとっては嬉しいものである。母のように、ラッキーな人もいるけれど、自分を大切にしている人は、他人からも大切に扱われるような気がする。なので、スキンケア地道にがんばろ。

(である調でブログを書くと、気分が変わっていいな〜。笑)
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