姉妹がお見舞いに来てたそうで。 [日常etc.]

 秋分の日に長姉、次姉、妹が子どもを連れて来たと母が言ってました。

 子どもを入れて総勢9人でお見舞いとなると、にぎやかだったと思います。
「よかったね〜」と母に伝えると、
「おまえも来るかな〜と思ってた」と言うのです。
「なんで?私、秋分の日にお見舞いに行くって、特に約束してなかったでしょ」と言うと、
「連鎖反応で、来るかなと思ってた」と言うのです。なんのこっちゃ?!と思いましたが、母の使う言葉がたまにツボにはまるmizumiuです。「連鎖反応でお見舞いが続くなら、なぜ姉妹達はもっと頻繁に会いに来ないのだ!」と言うのを飲み込んだmizumiuでもあります。(笑)

 実は、週末や祝日のお見舞い、特に休みの昼間のお見舞いは、mizumiu避けています。なぜかと言うと、姉妹達に会うかもしれないからです。単純に会いたくないのです。父の食事の介助をしている時に、姉妹の誰かが子どもを連れて来たり、駐車場でお見舞いが済んで帰ろうとしている姉妹家族を見かけることもありました。そういう時は、子どもの成長は早いな〜と思うくらいで、さっさと帰るか、素通りします。

 どこまで嫌っているのかと思うかもしれませんが、その方が、mizumiuの気分がいいのです。もちろん、姪っ子甥っ子もmizumiuにはなつきません。当たり前です。mizumiuが自分たちのおばさんだと分からない子どももいます。姉達のまだ小さい子どもたちは抱っこしたこともありません。それでもいいと思ってます。介護で出来た溝は大きい、それだけです。でもそれをストレスにはしていません。

 姉妹達は、母に、「Mに誰かいるなら、結婚させて、子ども生ませるようにしなよ。その時は、家族会議を開いて、自分たちがなんとかするから」と言ったそうです。母は、「Mちゃんは側におく!」と答えたそうです。「おいおい、それは困るよ」とボケたmizumiuですが、家族会議で今さら何を決めると言うのでしょうか。自宅介護をしている頃、まだ父の徘徊があり、とても大変だったころ、姉妹間も最悪だったころ、自分たちには出来ない、施設に入れた方がいいと言っていた姉妹達です。

 全介助の父と、食べる事以外は介助が必要な母の世話を、自らやることはないでしょう。それでも良いと思います。必ずしも、直接介護をすることだけがすべてではないからです。しかし、父と母二人を受け入れてくれる施設を探すことはとても大変なのです。今、老健施設に長期入所の形を取れるのは、mizumiuの介護負担を施設の方達が考慮してくれているからです。父か母のどちらかを、誰かの家で面倒見たり、どちらか一人を施設に入れたりするのでしょうか。それも一つの止む終えない選択かもしれません。

 もし彼女達が一切の面倒を見ると言うのなら、mizumiuは何も言う事はありません。しかし、彼女達と協力してとか、一緒に何かするということは、ないです。これだけははっきりしています。ここで兄弟仲良くとか言う声も聞こえてきそうですが、mizumiuの選択肢にはないです。沖縄にいる姉妹達だけではありません。本土にいる兄貴達に対しても同じ気持ちです。

 父と母、母だけかもしれませんが、孫は可愛いと言っているので、それはそれで繋がりを楽しめばいいと思います。「ジージは寝てる。起きない」と一人の孫がよく言うそうです。父は波があるのですが、いろんなことが分かって理解しています。それを孫と共有できないのは、もったいないと思いますが、娘達が父のことを分かっていないと無理な話です。

 長姉が言ったそうです。「子どもは赤ちゃんや小さい時に、親孝行のすべてをやっている」と。真実でしょう。特に、長姉はなかなか出来なかった父と母に出来た最初の子どもで、おまけに母方の初孫でもあるので、とても親孝行な子どもだったと思います。mizumiuの子どもの頃と比べたら雲泥の差で、お金と手をかけてもらって育っています。長女なりの苦労はあったかもしれませんが、受けた愛情はしっかりとあったと思います。しかし、長姉がそのようなことを言うと、すれっからしのmizumiuは、
「赤ちゃんのころに親孝行したから、もうしなくていい。介護もしないとでも言いたいのかね」と思わず母に聞いてしまいました。母はどうかな?と言う顔をしただけで、何も言いませんでしたけれど。

 必ず、介護しろとか、介護はした方が良いと言いたいのではありません。それぞれに選択ですし、やれる事を自分の考えでやれば良いと思います。もちろん、介護しない選択もあります。ただ、介護は、親との関係が元になっているので、介護を通じて親子間のいろいろが出て来ます。それに直面するのは、本当に大変です。辛いです。でも無視したり、逃げたりすると、結局は自分に戻ってきます。親が元気でも、病気でも、介護が必要でもいらなくても、関係ありません。親との関係を、自分がどのようにしたいか、だけです。またこれは親自身の問題でもあります。自分の子どもとどのような関係を持ちたいか。親も子もしんどい経験をするでしょうし、それが学ぶことだと思います。

 正直、母も逃げているところはあると思います。父に至っては、もういろんなことを父自ら変えて行く事は厳しいと思います。そうなると、子どもの方から変えなくてはなりませんし、変えられるのは自分自身だけです。死んでからは遅いので、生きている間に、相手がどう変化するかを待つのではなく、自ら動く、それが親子だと思います。やることやれば、それでいいと思います。

 

 
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

オセロやってみたら。母からのSOS! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。