母からのSOS！

　土曜日の朝、母から電話がかかってきました。９時半に母の足の装具の型取りをすると、装具師の方に連絡をもらっていたのですが、施設のリハビリ担当者といっしょにやるので、特にmizumiuは来なくていいと言われていました。なので、家にいたのですが…。

「今日、型取りするって言うけど、まだ誰も来ないよ」
「９時半の約束でしょ。まだ９時12分だから。待ってたら来るよ」
「お前は、来ないの？」
「装具師さんが、来なくてもいいって言うから。今から準備してじゃとても間に合わないしね」
「来て欲しい事があるんだわ」
「どうしたの？」
「私、ご飯食べるの止めようと思って…」
「どうしたの？お母さんが食べるの止めるって、大事だわね」
「看護師の人でさ、私にいつも言う人がいるんだよ。片付けのできない女とか。片付けなさいとか。ご飯食べられないでしょとか…。嫌なんだよ。お父さんが横にいる時に言うんだよ〜。私、今日はうるさいって言ったよ」

　母が食事をしているテーブルの上には、映画のチラシや冊子、雑誌などが置いてあるので、それを母が読んでそのままに広げていると、食事を乗せたトレイを置く時に、確かに邪魔になったりすることはあります。それに母は、片付けが苦手なので、チラシや冊子が溜まって行くということも事実で…。

「お母さん、今度mizumiuがお見舞いに行った時に、テーブルの上を片付けるからね。ご飯食べないって言わないで、看護師の人に、そんなこと言わないでくださいってちゃんと言うんだよ」
「こうやってお前に電話かける時も、私用電話は30円前払いって言うんだ。だからお金、持ってきてって言ってるのに〜！ご飯、食べないから、Mちゃん、何か食べるものもって来て！」
「お母さん、今近くに誰かいる？職員さんでも、その看護師でもいいよ。電話をかけてくれた人も、いないの？」

　母の様子から、少しストレスを受けているように感じたので、お見舞いに行く前に口頭でこの件を誰か職員に伝えようと思いました。でも土曜日で、職員さんの数も少なく、ケアマネージャーも来ていないので、誰かが母の側を通りすぎるまで待ちました。

「お母さん、今日はケアマネージャーもいないし、その看護師もいないんでしょ。だから、今、誰かに伝えられるなら話をするから、誰か通ったら、電話を代わって。あと、何か言ってくる看護師には、言わないでくださいってちゃんと言うんだよ。それで、お母さんがしたいなら、ハンガーストライキでもなんでもすればいい。電話の件も、ちゃんと確認するからね。分かった？」
「うん。今代わるね」

　母の装具の型取りをしてくれる理学療法士さんにこの件を伝え、電話代のことを尋ねました。そしたら申し訳なさそうにすみませんと言ってくださり、その看護師にちゃんと伝えますと言ってくださいました。また利用者が自宅に電話をかける時は、電話代も必要ない事を確認できました。mizumiuは装具の件をお願いし、本来なら担当ケアマネージャーに伝えることを、たまたまいた理学療法士さんに伝える事を詫びてから、お礼を言いました。

　これで一件落着となるでしょうか？母は、面子を大事にすると言うか、プライドが高いと言うか、特に父のことに関することや、父の聞いてる側で、あのようなことを言われるのが、嫌なのです。何度か、テーブルのチラシのことを言われたと母から聞いていたので今回が初めてではないことを知っているし、ハンガーストライキすると言い出した母は、我慢の限界があったのでしょう。

　映画に連れて行くのはmizumiuなので、チラシの整理もmizumiuがこまめにすればいいこともあるので、今回はmizumiuの反省もあります。ただ、他の職員さんや看護師さんが、母のチラシ云々を言ってきたことはないし、母から聞いてもいないので、言ってくる職員さんには母に対して何かしらあったのかもしれません。でも口頭で伝えたので、もうこういうことはないと思います。

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