父の年金で。

　今日、父と母の９月分の入所費の請求書が届きました。

　入所費は父と母の年金で支払っています。母の年金は少ないので、母の分の入所費も父の年金に負うところが大きいと言うのが現実です。父の年金があるからこそ、mizumiuの介護は成り立っています。

　母は、自分の手元にお金を置いて行けとか、自分の年金で宝くじを買えとか、孫たちにお祝いを上げろとか言ってきます。その度に、お金が必要な理由を正したり、そんな余裕はないと説明したりします。母が倒れて、mizumiuが父と母の年金を管理するようになってから分かったことですが、母は、貯金ということをせずに、ほぼ自分たちの年金を使い切っていました。平たく言えば、浪費家でした。

　父は、母のようなお金の使い方はしなかったと思いますが、家の中を整理した時に、父の大量の本を処分しました。本を読むのが大好きだった父は、会社の横にあった本屋でよく本を買って読んでいたようです。金槌とかノコギリとか鎌とかドライバーとか、同じものがいくつもあったので、目についた便利な道具を買うことも好きだったと思います。

　今の父と母は年金で生活できています。mizumiuの人件費は出ていませんけれど、ギリギリですが入所費をまかなえる額があるのは、本当にありがたいことです。入所費を支払う時に、安心して窓口に向かえるのは、父のおかげです。日本のサラリーマンって、本当に偉いなと思います。

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